■ヒト幹細胞培養上清液治療 Q.なぜ古川先生は、ヒト臍帯由来培養上清液を選択されたのですか。 A.ポイントは2点です。各バイオ企業のドナーの選択方法、培養用法、感染症対策、サイトカインなどの成分を比較したり、直接、開発担当者にヒアリングした結果、まず1つ目は、幹細胞由来培養上清液か高純度エクソソームのどちらがいいか検討したところ、エクソソームは、細胞外小胞の中の氷山の一角であり、まだ未解明の部分が多く残されているため、まだ、十分に機能が分かっていないエクソソームをメインに点滴するには、安全性や効果に疑問が残ると考えたためです。しかし、今後、エクソソームの研究が進めば、バイオ製剤としての可能性もあるため、それまで、待ってもいいのではないのでしょうか。そのため、現時点では、サイトカインの含有量以上に人間本来のもつサイトカインの調整能力やその影響効果(パラクライン効果)が重要な意味を持つというこ
男性のアンチエイジングにとって男性ホルモン(テストステロン)力をアップさせることは重要です。2012年の日本抗加齢医学会講習会で「男こそアンチエイジング」というレクチャーに参加してきましたので、まとめてみました。 テストステロンは精巣(睾丸)と副腎においてコレステロールより産生されます。加齢に伴いテストステロンは低下していきます(ただしテストステロン量は個人差が大きい)。テストステロンの低下によって起こる精神、身体、性機能症状をLOH症候群と呼んでいます。 テストステロンが減少すると(すなわちLOH症候群)、精神症状として、健康感の減少、不安、いらいら、うつ、不眠、集中力の低下、記憶力の低下、認知機能の低下、性欲の減少、身体症状として、筋力低下・筋肉痛、骨粗鬆症、疲労感、ほてり・発汗、頭痛、めまい・耳鳴り、性機能低下、頻尿、朝立ちの消失、などが出現します。またテストステロンが低くなると、高
70代をうまく生きないと、長生きはできてもよぼよぼとしたり、介護を受ける期間の長い高齢者になってしまう(写真はイメージです) Photo:PIXTA 人生100年時代。現在の70代の日本人はかつての70代とは違います。若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」とも言えます。70代の過ごし方が、その人がどう老いていくかを決めるとも言えます。要介護状態を遠ざけ、自立した80代以降の老いを迎えるためには、どう過ごせばいいしょうか。30年以上にわたって高齢者専門の精神科医として医療現場に携わってきた和田秀樹さんの『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』(詩想社新書)から抜粋します。 ● 平均寿命は延びたが 健康寿命は男女とも75歳に届かず 人生100年時代ということが語られて久しくなりましたが、実際に人々、とくに女性は90代まで生きることが当た
異星人のものと言われれば信じてしまいそうだが、この細長い頭蓋骨は紛れもなく人間のものだ。そのこめかみから頭頂部に向けて、金属が貼り付けられている。 この興味深い、2000年前の古代ペルー人戦士の頭蓋骨は、当時の人々が、高度な外科手術の技術を持っていた証拠である。 古代ペルーは、謎めいた「トレパネーション(穿頭)」を行なっていたことで知られているが、異形の頭蓋骨はこの謎の習慣についても示唆に富んでもいるようだ。 金属が埋め込まれた2000年前のペルー人戦士の頭蓋骨 金属つきの頭蓋骨は、現在米オクラホマ州にある「スケルトンズ: 骨学博物館(Skeltons: Museum of Ostelology)」で所蔵されている。 2000年前の戦いで頭蓋骨を骨折したペルーの戦士のものだと考えられており、じつは金属はそれを治療するためにあてがわれたものだ。 頭蓋骨の骨折は重症で、命を落とすこともあるし、
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