中医協総会は8月10日、MSDの経口新型コロナ治療薬・ラゲブリオカプセル200mg(一般名:モルヌピラビル)の薬価収載を了承した。収載日は8月18日。同剤は現在、国が購入した製品を医療機関に無償提供しているが、安定供給の見通しが立ったため薬価収載し、一般流通させる。薬価は200mg1カプセル2357.80円。同剤は通常、モルヌピラビルとして1回800mgを1日2回、5日間の経口投与で用いるため、1日薬価は1万8862.40円(2357.80円×8錠)となる。 MSDは本誌取材に、同剤の一般流通の開始時期について、「準備ができ次第、できるだけ速やかに一般流通を開始する」と述べた。 同剤の一般流通品は他の既収載品と同じく、医薬品卸を通じて購入する。一般流通後は、医療機関が必要量を国に申請することなく薬剤を使用できる。一般流通品を患者に投与した場合は通常の手続きに沿って保険請求するが、新型コロナ