慶應大学の大学生が7日、 社会学者の開沼博立命館大学准教授から、事実に基づかない理由で恫喝され精神的被害を受けたとして、165万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。開沼氏は『はじめての福島学』などの著書があり、福島原発事故後、福島の復興について積極的に発言。福島第一原発の汚染水処理を検討する経済産業省の委員も務めている。 訴状によると、原告は昨年10月8日、福島県広野町にあるNPO法人ハッピーロードネット主催の「日本・ベラルーシ友好訪問団2018報告会」に友人5人とともに参加。報告会の様子を写真や動画で撮影したところ、翌日以降、開沼氏から頻繁に連絡があり、原告の行為は「盗撮である」とした上で、謝罪や写真データの消去を求められた。 証拠として提出された原告と開沼氏のLINEやりとり(抜粋) さらに開沼氏は、原告の友人らにも、電話やインターネット通じて繰り返す連絡。報告会への参加や撮