鈴木銀一郎さんが亡くなりました。 「モンスターメーカー」シリーズの生みの親というのがいちばん通じやすいでしょうか。 プロのゲームデザイナーであること、デベロップのセンス、多彩なキャリアや暖かで観察力に優れたその人柄、なにより本気でゲーマーであること……といったことを語るには僕よりはるかにふさわしい方が何人もおられるので、ここではくどくど述べますまい。 僕がはじめて遊んだウォーゲーム(ボードシミュレーションゲーム)はエポック社の「砂漠の狐」です。小学校5年生の誕生日プレゼントでした。兄からこれを買ってもらえと勧められたのです。 それまでもモノポリーなどボードゲームをよく遊んでいましたが、これはそれらとは違うなにかすごいものだ、と興奮したことを覚えています。高級感というか背伸び感というか。ゲームの箱に入っていたチラシに「小学5、6年生ならできる!」といったことが書かれていたのも嬉しかったですね