ボルネオ(Borneo)島で発見されたナメクジ「Ibycus rachelae」(2010年4月22日、世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature、WWF)提供、本文とは関係ありません)。(c)AFP/WWF MALAYSIA/Peter Koomen 【5月16日 AFP】「生のナメクジを食べないで」――オーストラリア・ニューサウスウェールズ(New South Wales)州の保健当局は13日、21歳の男性が髄膜炎にかかったことを受け、住民にナメクジを食べないよう警告した。 報道によると、この男性は悪ふざけでナメクジを食べた後、広東住血線虫という寄生虫による髄膜炎を発症して入院した。広東住血線虫はアジアや太平洋諸島のネズミなどに寄生し、卵がネズミのふんを介してカタツムリやナメクジの体内に入る。オーストラリアでの感染例は珍しいという。 伝染性疾患を担当するJe