東京都板橋区で主婦荒井久美さん(34)が殺害された事件で、警視庁高島平署捜査本部が荒井さんの遺体を司法解剖した際に、身に着けていた証拠品の結婚指輪を紛失していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。同庁は同日までに荒井さんの遺族に謝罪した。 捜査関係者によると、捜査本部は事件発生の翌日に遺体の司法解剖を行った際、着けていた指輪を外し、証拠品として保管していた。ところが病院から高島平署に証拠品を運ぶ過程で、この指輪がなくなっていることが発覚。署内や病院などを捜したが発見できず、同庁幹部が遺族に謝罪したという。