ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (10)

  • ナショジオは人種差別的だった、米版編集長が声明

    1916年に、ナショナル ジオグラフィックの全ページを割いて特集されたオーストラリアの記事には、先住民は「未開人」で「全人類の中で最も知能が低い人々」と書かれていた。(PHOTOGRAPHS BY C.P. SCOTT (男性); H.E. GREGORY (女性); NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE (2点とも)) 1930年11月2日、アフリカのエチオピアで催された皇帝ハイレ・セラシエ1世の戴冠式に、ナショナル ジオグラフィック誌は記者と写真家を派遣した。 トランペットに振り香炉、司祭に槍を持った戦士たち。絢爛豪華な式典の様子は、83枚の写真とともに1万4000語の記事となって誌に掲載された。 だが、もし1930年に黒人男性のための同様の儀式が、エチオピアではなく米国で開かれていたとしたら、記事になることはまずなかっただろう。さらに言えば、もしハイレ・セラシエ

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    ncc1701 2018/03/28
    メディアが過去の自らを顧みるって、なかなかできることじゃない。産経新聞はとりあえず縮刷版を用意するところから始めようか。
  • 第3回 医療大麻で救われる人々と、私も服用してみました!

    コンピュータの画面には、凍りついたような少女の顔が映し出されていた。全身をひきつらせ、痙攣し、呼吸に喘ぐ少女。両目は異様に見開き、右へ左へと激しく動く。母親が、少女の両手を握りしめ「大丈夫よ」と必死に話しかけるのだけれど、症状は一向に治まらない。小児てんかんとは、これほど壮絶な病だったのか。難病と闘う小さな身体を見ていたら、自然と涙がこぼれた。 「エミリーのてんかん発作が始まったのは、生後5カ月の時です(※)。麻疹の予防接種を受けたその日から、1日4、5回もの発作に襲われ始めました。発作は毎回4、5分続きました」 こう語るのは、少女の父でカリフォルニア州バーバンク市在住のレイ・ミルザベジアンさんだ。 「娘は、小児てんかんの中でも深刻なドラベ症候群と診断されました。それからというもの、悪夢のような出来事の連続でした。薬剤を13種類も試し、医者だって8人も代えたのに症状は悪化するばかり。エミリ

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    ncc1701 2018/02/07
  • 集団で「立ち寝」をする巨大クジラ、熟睡中?

    インド洋の水深15メートルのところで眠っている、マッコウクジラの群れ。その数は30頭を超す。このように立った状態で、何分もあるいは何時間も動かずにいる。このクジラはすべてメスで、子どもたちは親が寝ている間、水面で過ごす。(Photograph by Stephane Granzotto) 森の生活共同体、平等を重んじるのどかな楽園 写真17点 潜入! スイスに残る秘密の地下要塞 写真24点 地球上で最も大きな動物の一つ、クジラが仮眠を取る姿は、かなり奇妙なものに見えるかもしれない。 マッコウクジラが集まり、水中で直立したまま動かずにいる様子をとらえた写真が、インターネット上で人気を集めている。スクールバスほどの大きさを持つこのクジラたちは、どの写真でも5、6頭の群れになって「立って」いるように見える。 フランスの写真家で映像作家のステファン・グランゾット氏が、地中海でのダイビング中に、この

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    ncc1701 2017/08/10
  • ブツブツ恐怖症の原因に新説、トライポフォビア

    熟したハスの花床と熟していないハスの花床。トライポフォビアのコミュニティーでは、ハスの画像がよく共有されている。(PHOTOGRAPH BY GEORGE GRALL, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 小さな穴の集合体を恐れるトライポフォビアの原因に関する新たな仮説が提示された。 言葉自体は聞いたことがない人もいるだろう。だが、トライポフォビアはインターネットで最も話題にのぼる恐怖症の一つかもしれない。ギリシャ語で「穴掘り」を意味する「トライポ」と、「恐怖症」を意味する「フォビア」を掛け合わせた造語で、小さな穴や斑点などの集合体に対する恐怖を意味する。(参考記事:「【閲覧注意】一挙紹介、子どもを背負う動物たち」) この言葉が米国で広まり始めたのは2009年。米ニューヨーク州立大学オールバニ校の学生が、この恐怖症であるかどうかを自己診断できるFacebookページ

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    ncc1701 2017/07/18
  • 日本で違法な象牙取引が横行、覆面調査でも確認

    契約などに使われる印鑑の材料。1989年に象牙取引が世界的に禁止された時点で、象牙印鑑の需要により日は世界最大の象牙輸入国だった。(PHOTOGRAPH BY SHUJI KAJIYAMA, ASSOCIATED PRESS) 中国の象牙需要が闇市場を拡大させ、毎年数万頭のゾウが違法に殺されるようになる以前、活発な象牙取引を後押ししていたのは日の印鑑市場だった。契約書などに押す、人だと示す判である。(参考記事:「象牙と信仰 密輸象牙はこうして使われる」) 日では少なくとも千年にわたり、さまざまな素材で印鑑が作られてきた。20世紀初めには水牛の角、木、水晶といった印材が大半だったが、1950年代以降の日の経済成長に伴い、象牙の印鑑の人気が高まった。ケニアに拠点を置く調査保護団体「セーブ・ジ・エレファント(STE)」の報告によれば、1980年には、日で使用された象牙の総重量のうち5

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    ncc1701 2015/12/15
    正直、種族としては既に終わってるトキだけあんなにムキになって、ニホンウナギなど他の生物には本気の危機感をおぼえないメンタリティって何なんだろうか。欲とバッティングした場合は欲が優先されるということか。
  • 第5回 ヒトラーが最後の日々を過ごした地下壕 ドイツ・ベルリン

    第2次世界大戦末期、アドルフ・ヒトラーが身を潜ませていた総統地下壕(フューラーブンカー)は、自らが支配する「千年王国」の司令部となるはずだった建物の真下に造られた地下壕だ。ヒトラーはここで最期を迎える。戦後、地下壕はベルリンの下で朽ち、民衆の目に触れないよう封印され、人々の記憶から薄れていった。 ■ヒトラーの地下の王国 総統地下壕はビルヘルム通り77番地の旧総統官邸の地下にあり、出入り口は総統官邸の庭に設けられた。地下施設の建設は、1936年からと1943年からの2回に分けて行われた。もともとは空襲を避けるための防空壕だったが、戦況が不利になるにつれ、地上の官邸に替えて司令室として使うようになった。 地下壕の施設は上下2階に分かれ、階段でつながっている。各階に鉄のドアと隔壁があって、必要に応じて往来を遮断できるようになっていた。ヒトラーはおもに地下約15メートルの下の階にいたという。 地下

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    ncc1701 2015/03/02
    聖地化させないためにあえて野ざらしにしているのか。/元ネタの本は面白い。漫画とかラノベでのキャラクターの潜入先のネタ帳になるんじゃないか。
  • 脇役から主役へ、バニラの下剋上な歴史

    国際アイスクリーム協会のランキングによると、アイスクリーム好きの29%が真っ先に選ぶのはバニラで、2位以下のチョコレート(8.9%)、バターピーカン(5.3%)、ストロベリー(5.3%)を大きく引き離し、断トツ1位だ。 こんなに人気のバニラなのに、英語で“プレーン・バニラ”と言うと、平凡、単調でつまらないものの代名詞となっている。華やかさに欠ける「プレーン・バニラなワードローブ」とか、オプション機能のない「プレーン・バニラな製品」、退屈な「プレーン・バニラな音楽」といった具合だ。ところが実際のバニラは、退屈とはほど遠い歴史をたどってきた。 チョコの脇役から主役へ バニラは、2万5000種から成る一大植物群、ラン科の仲間。中南米が原産で、メキシコの東沿岸に住むトトナコ族によって栽培が始められたと考えられている。15世紀にトトナコ族を征服したアステカ族がバニラを手に入れ、やがてアステカ族を征服

    脇役から主役へ、バニラの下剋上な歴史
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    ncc1701 2014/12/02
    なんでバニラがアイスの王者になったのか、前々から疑問だった。
  • 第4回 ウナギ保護の具体的な課題とは

    ずっとウナギをべ続けるために何が求められるかが論議された公開シンポジウム「うな丼の未来2」。ウナギの研究者のみならず、ウナギの漁や養殖を生業にしている漁業関係者や、ウナギを扱う流通業者、さらにはウナギや河川を管轄する行政関係者が参加し、それぞれの立場で講演が行われた後、シンポジウムの最後には会場を交えて総合討論が行われた。 どの程度減ってしまったのか? 求められる正確な資源量推定 消費すれば減少するばかりの鉱物資源と違い、繁殖によって増加する水産資源は増加分だけを利用していけば、理論的には未来永劫、資源は枯渇することはないはずだ。しかし、現実には増加分だけを利用することは難しく、需要に応じて過剰漁獲になってしまい、資源は枯渇に向かってしまう。そこで求められるのが資源量の正確な把握だが、今回のシンポジウムでは総合討論から参加した三重大学の勝川俊雄准教授がこう指摘した。 「ニホンウナギが減っ

    第4回 ウナギ保護の具体的な課題とは
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    ncc1701 2014/09/12
    イオンや牛丼屋を当事者として巻き込まない限り、ウナギ保護はお題目で終わると思う。
  • キルギス 誘拐婚の現実

    女性を連れ去り、強引に結婚させる「誘拐婚」。中央アジアの国、キルギスで続く驚きの慣習を、4カ月かけて取材した。 文・写真=林 典子 「お願いだから車を止めて! ドライブに誘い出しておいて、私を誘拐するなんて。嘘をついたのね、最低な男!」 女性が誘拐されたことに気づいたのは、キルギス中部の都市ナルインの外れにある大峡谷に差しかかったときだった。迎えに来た男の車に乗り込んでから、20分が経過していた。 車の速度がどんどん上がる。日はすでに沈んでいた。北西へしばらく走り、見えてきたのは、標高2000メートルの果てしない放牧地。ときどきすれ違う羊飼いは、こちらの状況など知る由もないだろう。「元いたところに帰して!」と彼女が叫んだ。 警察も裁判官も助けてくれない 約540万人が暮らすキルギスで、人口の7割を占めるクルグズ人。その村社会では、誘拐婚が「アラ・カチュー」と呼ばれ、慣習として受け入れられて

    キルギス 誘拐婚の現実
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    ncc1701 2013/11/13
    これで「サヨクガー」とか「ジンケンガー」とか揶揄する感想しか浮かばない人は、日本の人権問題にすら興味ないんだろうな。
  • 第3回 外来種輸入には多くの問題、資源管理に漁獲規制が急務

    危機的な状況にあるウナギ資源を前に、われわれは何をすればいいのだろうか。 「救世主」として最近のニュースなどで頻繁に登場するのが、インドネシアやフィリピンなどの東南アジアやアメリカ、果てはマダガスカルやオーストラリア・タスマニアからのウナギの輸入である。 中には「中国がマダガスカルやアメリカウナギに既に手を伸ばしつつあるのだから日の商社も負けずに海外に買い付けに行け」といった主張すらある。だが、これが何の解決にもなり得ず、むしろ問題を悪化させるだけであることは明白である。 「第3のウナギ」も乱獲の連鎖に 資源レベルの評価も持続可能な採取レベルも何も分かっていないうちに、これらの資源が日のウナギの大量消費に巻き込まれれば、持続的ではない採取によって「ある資源がだめになったら別の場所で代替品を、それもだめになったらまた別の種を」という「乱獲のヒット・エンド・ラン」に陥るだろう。 その結果、

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    ncc1701 2013/07/23
    大手メディアでは、ウナギを「食べ物」でなく「種族」として捉えた記事が今もってほとんど見当たらない。ワシントン条約で指定された後に書かれるしたり顔の社説が今から目に浮かぶ。
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