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ブックマーク / www.ringolab.com (11)

  • 「IT断食」のすすめ - 情報考学 Passion For The Future

    ・「IT断」のすすめ IT中毒に陥った組織に、ITを断つ時間を強制的に設けて、良質なアナログ時間を取り戻す「IT」を推奨する。「ノーPCデー」「ノー電子メールデー」を実施して、ITとアナログの最適なバランスを見出そうという話。 情報の肥大化と行動の弱体化。メールするより電話や対面で話す方がよいのではないかと疑ってみた方がいい。ウェブで延々と検索するより、専門家に話を聞いたり、専門書を一冊じっくり読んだ方がよい結果になることは多い。 なかでも会議の日程調整にメールは向かないという指摘は、当にその通りだ。メールで複数の候補予定をやりとりしていると、調整が完了するまで、その時間帯がロックされてしまう。そしていつ調整が完了するかも読めない。それで著者は対面や電話でアポをとりなさいとアドバイスしている。現状ではそれが確かにベストなのだが.... スケジュール調整。確かにメールは向かないのだ

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    ncnr 2012/01/18
  • 柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方 - 情報考学 Passion For The Future

    ・柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方 作家 高橋源一郎と翻訳者 柴田元幸の対談。小説を書く、訳すプロであると同時に、確固とした文学論をもった二人なので、雑談が深い。二人で海外小説60冊+αと日小説60冊+αのリストをつくって、それについてしゃべりまくる第3章、第4章の「小説の読み方」はブックガイドとしてもすばらしく充実している。 高橋源一郎は近代文学は何か大きな敵と戦うことがテーマだったという認識で、現代文学の現状を語る。 「大文字のテーマというものは何でも「これに対して抵抗するぞ」というふうに否定形で語られるテーマなんです。で、それがなくなってきた時作家の側は、結局個別に対処するしかなくなったんだと思います。それまでは戦闘が集団戦だったんですね。だから○○派だとか○○軍団みたいになっていたけど、いまやもう全部ゲリラですよね。だから、文章・才覚でそれぞれの場所で好きなよ

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    ncnr 2012/01/18
  • コクヨの1分間プレゼンテーション - 情報考学 Passion For The Future

    ・コクヨの1分間プレゼンテーション この凄くいいな。 私は先日、社内の新人研修で「プレゼンテーション」の講師をつとめた。私が社内で一番講演やスピーチの数をこなしているだろうということで選ばれたわけだが、自分だけが体得した暗黙知を、他人に伝達可能な形式知にまとめるのは大変な作業だった。あの研修の前にこのを読んでいれば相当参考になったなあ、共感できる内容が多い。カリスマではなくても聴く人にちゃんと伝わり、そして動かすプレゼン術の基が解説されている。 プレゼンで大事なのはだらだら話さないこと。情報を圧縮すること。取捨選択能力、文章構成力、キーワード力をフル活用して、長い話も1分にまとめる。具体的な時間配分も推奨されている。 疑問を投げる (15秒) 興味 何だろう? 結論を述べる (10秒) 驚き へぇ~ 理由を説明する(35秒) 納得 なるほど! これがコクヨの1分間プレゼンテーションだ

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    ncnr 2011/10/24
  • 次世代インターネットの経済学 - 情報考学 Passion For The Future

    ・次世代インターネットの経済学 まっとうな経済学者が書く、うわつかない次世代インターネット経済学。 ベストセラーになった「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」などは「情報通信経済学の専門家の立場からは、荒唐無稽な主張である」とばっさり切って捨てる。デジタル経済ではデジタルのものは遅かれ早かれ無料になるというのが「フリーミアム」だが、著者曰く限界費用がゼロになるからといって価格がゼロになる必然性はなく、企業は差別化や独自ブランドによってベルトラン競走から逃れようとする。そもそも限界費用ゼロといっても商品が競争市場で勝てるだけの付加価値を生むには、相当に大きな固定費用が現実には必要なはずだと指摘する。 フリーミアムは経済の一面しかみていないのだ。現代のデジタル経済で重要なのは両面市場の経済学だという。「ネットワーク効果をレバレッジとして効かして、一方で無料で他方で有料で、二種類のユーザを共

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    ncnr 2011/08/12
  • Passion For The Future: 気前の良い人類―「良い人」だけが生きのびることをめぐる科学

    気前の良い人類―「良い人」だけが生きのびることをめぐる科学 スポンサード リンク ・気前の良い人類―「良い人」だけが生きのびることをめぐる科学 名著「ユーザーイリュージョン―意識という幻想」の著者の最新刊。 ・ユーザーイリュージョンの書評 http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001933.html これもまた興味深い記述の連続。 ■気前の良い人が生き残る ある取引ゲームの話が冒頭に取り上げられる。分かりやすく単位を変えて説明すると、まず私があなたと取引をすることを合意する。 そして私はあなたに胴元から預かった1万円をあげる。あなたは1万円から好きな分だけ取って、残りを私にくれる分割提案をする。例えば5000円をあなたが自分のものにして5000円を私にくれることができる。私がこの取引に合意すれば私もあなたも5000円を得る。私が取引を拒否す

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    ncnr 2011/06/05
  • つながり進化論―ネット世代はなぜリア充を求めるのか - 情報考学 Passion For The Future

    ・つながり進化論―ネット世代はなぜリア充を求めるのか ネット世代のつながりを元NTTサイバーソリューション研究所長が分析した。 現代の若者の人間関係を読み解くには「つかず離れずの人間関係」と匿名性と親密性が両立する「親密な他者」がキーワードだとしている。 「他者に気を遣わず、自分は安心できる」 「孤独でないことを確かめ、偶然のつながりに喜びを味わう」 たとえばスターバックスは、他のお客がいっぱいいる中で、個人的に話しかけられることはない空間になっている。そこでは店員からマニュアル対応されることがむしろ快適である。「他者に気を遣わず、自分は安心できる」と「孤独でないことを確かめる」ということが同時に実現できる。MixiやTwitterといった人気のサービスも、つかず離れずの距離感がポイントになっていると著者は言う。 「「つかず離れず」のつながりは90年代からの若者の特徴である。数あるサービ

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    ncnr 2011/05/31
  • 科学コミュニケーション-理科のをひらく - 情報考学 Passion For The Future

    ・科学コミュニケーション-理科の<考え方>をひらく 専門家と一般人の間をつなぐのが科学コミュニケーション。 科学技術を利用して持続可能な社会を実現するには、科学コミュニケーションのやり方を、情報伝達のコミュニケーションから、共感・共有のコミュニケーションへと変えていかねばならないという主張の。 面白い問題が紹介されていたので、ちょっと紹介する。 Q:ここに4枚のカードがあります A D 3 6 「一方の面が母音のカードは必ず裏が偶数」という法則があるとします。この法則を確かめるにはどのカードをめくってみればよいでしょうか?。 この問題の答えは、Aのカードと3のカードだが、一般の学生でやると正解率は25%に満たないくらいであるそうだ。 一方で、 Q: ビールを飲んでいる人 コーラを飲んでいる人 十六歳の人 二十五歳の人 がいて、「ビールを飲む人は二に十歳以上である」という法則を確かめるには

  • 言語技術」が日本のサッカーを変える - 情報考学 Passion For The Future

    ・「言語技術」が日サッカーを変える 日サッカーに足りないのは自己決定力と、その基盤となる論理力と言語力。「ディベート」や「言語技術」の講義、各界著名人の講演などの体験を通して、賢いサッカーエリートを育成しようという、日サッカー協会副会長の画期的トレーニング論。 先日、ご人の講演も拝聴したが言語技術教育は「サッカー以外でも役立つから」というのではなく「サッカーに直結するから」やっているのです、という言葉が印象的だった。世界で勝つためには、論理思考とコミュニケーション能力が必須なのだそうだ。 「論理力も表現力もない選手とは、語弊があるかもしれませんが一言でいうなら「スポーツバカ」です。かつての日のスポーツ界は、たしかに考えることや表現することを、あまり重視してきませんでした。根性や体力で勝負すればいい、という雰囲気が蔓延していました。たとえば中学から高校に上がる時には、「おまえ勉

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    ncnr 2011/03/19
  • Passion For The Future: ダメな議論―論理思考で見抜く

    ダメな議論―論理思考で見抜く スポンサード リンク ・ダメな議論―論理思考で見抜く 「人はなぜ特定の考え方を正しいと思うのか」に関する考察。よく考えれば間違いがわかるのに、常識や空気にとらわれて、根拠のないダメな議論を受け入れてしまう理由について、チェックポイントと対策を示す。 一番、気になったのは読書について。 著者はありがちな読書についてこう述べている。 「私たちは、「自分の知らないことを知る」を探しながら「自分の知っている(漠然と感じている)ことが書いてある」を購入し、読書を「自分の役に立てる」ことを目標としつつ、「自分の思想・行動に何ら影響のない(読んでも読まなくても変わらない)」を読んでいます。つまりは、自分が日頃から抱いている「信仰」にお墨つきを与えてくれる、「自分が読んで心地よいと感じる」を選んでいるにすぎないというわけです。」 たとえば高所得の成功者は、成功するかど

  • Passion For The Future: デザインにひそむ〈美しさ〉の法則

    « 長嶺輝明の「かわいい」写真術―誰も教えてくれなかった「被写体探し」と「空気感」のつかみ方! | Main | 世界共和国へ―資=ネーション=国家を超えて » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは? 20

  • Passion For The Future: メメント・モリ

    メメント・モリ スポンサード リンク ・メメント・モリ この写真集を見て心を揺さぶられない人はいるのだろうか? 20年前に出版された、藤原新也の伝説的な傑作。 メメント・モリ=死を想え。 インドの野原で焼かれ、川原で野犬にわれる遺体の写真。「ニンゲンは犬にわれるほど自由だ」「遠くから見ると、ニンゲンが燃えて出す光は、せいぜい60ワット3時間。」というコメントがつけられている。行き倒れの行者の遺体に「祭りの日に聖地で印をむすんで死ぬなんて、なんてダンディな奴だ。」。 思わず眼を伏せたくなる、生々しい死の現場がある一方で、数百年、数千年変わらない気がする原風景の懐かしさや、この世と思えぬ、天上の楽園のような美しい風景もある。死を意識することは生の喜びを確認することにつながるんだという、著者の視覚メッセージに、まず頭をぶん殴られ、言葉を失い、そして魅了される。 露出不足気味の暗い画面に、ぼう

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    ncnr 2007/03/20
    【写真集】インド メメント・モリ=死を想え
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