最強の体をつくり上げてシーズンを迎える、セントルイス・カージナルスの強打者、アルバート・プホルスのトレーニング 250本塁打の実績 雪の舞う2月のセントルイス。街のシンボルとして世界的に名高いモニュメント、“ゲートウェイアーチ”のすぐ近くにはたくさんのホテルが立ち並ぶが、通りは静かで、道を歩く人もほとんどいない。近くのビルに表示されている気温を見ると、午前9時15分でマイナス11℃。 セントルイス・カージナルスの本拠地、ブッシュ・スタジアムもやはり静かで冷えきっている。そのスタジアムでウォームアップ中のカージナルス所属の27歳のスラッガー、アルバート・プホルス。バットスイング、一振り一振りの感触を確かめながら、来たるシーズンに向けての準備に励む。プホルスにとって、冬をのんびりと過ごす余裕などない。ワールドシリーズ優勝チームの地位を守り、相手ピッチャーに脅威を与え、ファンの賞賛を勝ち取らなけ