サウスカロライナ州チャールストン(CNN) 米南部サウスカロライナ州が4日にかけて記録的な豪雨に見舞われている。ニッキ・ヘイリー州知事は同日午後の記者会見で「1000年級の豪雨になった。これは誇張ではない」と述べ、引き続き警戒するよう呼びかけた。 専門家はこの表現について、年間にこれほどの雨が降る確率は1000分の1の確率でしかあり得ないという意味だと解説している。 これまでに同州マウントプレザントで600ミリ、チャールストン周辺で500ミリ、ジルスクリークや州都コロンビアで450ミリを超す「驚異的な雨量」(米国立測候所)を観測。同測候所は各地に鉄砲水警報を出し、「極めて危険な状態にある」と警告した。 道路の冠水による被害も相次いでおり、過去12時間で3人が死亡、750カ所あまりで救助隊が出動した。当局は、たとえ水位が浅く見えたとしても、冠水した道路に車で進入しないよう呼びかけている。州都