サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で2得点を挙げ、日本代表の決勝トーナメント進出の立役者となった本田圭佑選手(24)が5日、石川県庁に谷本知事を訪ねて懇談した。 谷本知事からデンマーク戦で決めたフリーキックについて尋ねられると、「キーパーが逆に動いてくれた。うまくウラをかけたし、運もよかった」と振り返った。 また、W杯本番でFWへポジションが変わったことについて、「驚きだった。いつもより15メートルも前に出るので景色が違う。不満はなかったが、違和感があった」と、結果的に大成功したポジション変更の裏話も披露。「世界に『日本にもサッカーはあるんだぞ』、ということを示せた」と今大会での日本の躍進を総括した。 また、県内のサッカー振興には、「ツエーゲンが頑張らないといけない。子どもたちが一流選手の試合と日常の両方を、近くで見る環境が大事」と話し、地元クラブにエールを送った。県庁入り口付