2011年02月10日22:40 カテゴリ日銀 資源インフレと中央銀行。 人通りの少ないデフレの街を歩いていると、遠くの大河から「ゴーッ」とインフレの水音が聞こえてくる。今は、そんな場面です。下がっているのは、不動産や賃金。上がっているのは、大豆やコーヒーのような農産物やガソリン。CNBCでは連日インフレをめぐる話が続いていて、「どの企業が販売価格を上げることが出来るのか?」という視点から企業の業績を占おうとする分析も出ています。 なぜ商品(コモディティ)が値上がりするのか?やはりドルが大量に刷られていることが影響しているからだと考える人が多い。バーナンキの記者会見の様子をみても、この点が質問に出ており、議長が「新興国の経済発展が極めて早く、需要が強いからだ」と苦しい答えを繰り返していることがわかります。 前任のアラン・グリーンスパンが意図的に難しい言葉を使って中央銀行の権威を守ろうとして