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ブックマーク / blog.livedoor.jp/takahashikamekichi (7)

  • 資源インフレと中央銀行。 : Espresso Diary@信州松本

    2011年02月10日22:40 カテゴリ日銀 資源インフレと中央銀行。 人通りの少ないデフレの街を歩いていると、遠くの大河から「ゴーッ」とインフレの水音が聞こえてくる。今は、そんな場面です。下がっているのは、不動産や賃金。上がっているのは、大豆やコーヒーのような農産物やガソリン。CNBCでは連日インフレをめぐる話が続いていて、「どの企業が販売価格を上げることが出来るのか?」という視点から企業の業績を占おうとする分析も出ています。 なぜ商品(コモディティ)が値上がりするのか?やはりドルが大量に刷られていることが影響しているからだと考える人が多い。バーナンキの記者会見の様子をみても、この点が質問に出ており、議長が「新興国の経済発展が極めて早く、需要が強いからだ」と苦しい答えを繰り返していることがわかります。 前任のアラン・グリーンスパンが意図的に難しい言葉を使って中央銀行の権威を守ろうとして

  • デフレを忘れて円高に騒ぐ日本。 : Espresso Diary@信州松本

    2010年08月13日18:36 カテゴリ為替FX デフレを忘れて円高に騒ぐ日。 出口戦略は、どこへやら。この3〜4ヶ月で長期金利は低下。さらに物価は上がりにくい、しかも雇用が弱いということで、デフレを懸念する声がアメリカで強まっています。CNBCでは「デフレ」という話になると必ずといって良いほど「日」という単語が出てきます。 Fedが米国債の買い取りを続けると発表したため、為替はドル円で85を割り込む円高に振れました。日の新聞には「為替介入」の文字が躍っていますが、焦点がズレているように思えます。「節目を割り込む円高になった!→大変だぁ→総理、財務省、日銀のコメントを取れっ!→さて介入か?」という報道のパターンは、いつもながらの円高まつり。デフレから脱却するためには何か必要か?という中長期の視点が抜け落ちている。だから米国でデフレへの警戒が強まって政策が変わっても、それが強く意識さ

  • 安定という名のリスク。 : Espresso Diary@信州松本

    2010年02月08日22:55 カテゴリ書評 安定という名のリスク。 「中国についての関心が潜在的には強い。ただ、中国の問題を話題にすることをお互いに遠慮している」。G7に出席した菅直人が語っています。G7の男たちは、人民元の切り上げが、追えば逃げてゆく女のようなものだと理解しているのでしょう。G7が強く切り下げをいえば、中国の態度は硬くなってしまう。 景気の弱さが意識されるたびに、円が買われます。リスク回避の円買い。このままだと日の円は、人民元と米ドルに挟まれるようにして、高いまま推移することになってしまいそう。世界の中央銀行が自国の通貨高を避けて「強いドル」に同調しているのに、日だけが何もいわないままだと、多くの日人が不利な条件で働くことを強いられてしまうでしょう。 最近よく思うのは、安定がリスクになってしまう可能性。円が買われるのは、リスクが低いから。つまり円のもつ安定性が、

    neco22b
    neco22b 2010/02/09
    安定志向→リスク回避の円買いが発生→円高リスク発生しているのでは?との指摘。
  • ドル高はめぐる。 : Espresso Diary@信州松本

    2010年01月23日13:05 カテゴリ為替FX ドル高はめぐる。 USD/JPYの市場でドル高(円安)が止まれば、EUR/USDの市場でユーロが強く売られる。そこでユーロ安が止まると、次には豪ドル、英ポンド、加ドルが売られる。ダウ平均(DJIA)の下落は、「ドルが米国株に対して高くなった」といえる現象。ゴールドは再び1,100を割り込み、原油も下がりました。これもドル高な現象です。やはり今はドル高のエネルギーが、いろんな市場を巡っている状態だと考えた方が良さそう。ドル指数は、78.28という高い水準まで上がっています。 こうなると、次にドル高のエネルギーが向かう先を考えたくなります。為替、株、商品…と並べてみれば、あとは債券市場が抜け落ちていることが分かる。債券市場の主な指標となっているのは、米国10年債の動き。その利回りを一目均衡表でみると、こんな形になっています。もしもドルが債券に

  • 「東京の看板が、白かった」。 : Espresso Diary@信州松本

    2009年12月28日00:19 カテゴリメディア 「東京の看板が、白かった」。 「これで美味しいものでもべてくださぁい」。郵便局の窓口で順番を待っていたら、なにやら景気の良さそうな話が聞こえてきます。相談の窓口に座っているのが高齢の女性なので、ゆうちょ銀行の女性の職員も意識して大きな声で話しかけている。「この前、ジャスコでお見かけしたんですよぉ。お声をおかけしようかなぁと思ったんですけどぉ…」。語尾まで丁寧にハッキリとしゃべるので、客が国債をたくさんもっていることまで分かってしまいます。 これが1,400兆円といわれる日の個人金融資産の現実。日には飛びぬけた大金持ちがいないかわりに、数千万円の預貯金をガッチリと守っている高齢者が多い。その現実に合わせて接客をしているのが郵便局で、電話をかけているのが振り込め詐欺。「アセット・ロケーション(資産の置き方)」のような難しい用語は使わず、

    neco22b
    neco22b 2010/01/02
    「タイム誌は、今年の顔にベン・バーナンキを選びました。彼がやったことは、市場の意表を突いたアメリカ国債の買い取り。」
  • 米国債と新興国。 : Espresso Diary@信州松本

    2009年10月10日23:12 カテゴリ投資と経済 米国債と新興国。 株が堅調でも、米国債は買われてきました。ジム・ロジャーズはロイターに、「私がみるところ、米国債の市場でバブルが膨らんでいる」と語っています。ドルが刷られても長期金利が低く抑えられているのは、なぜなのか?考えられる理由は3つ。 ひとつは、先進国の高齢化。中流層が高齢化するにつれて、年金が膨らんで、債券への需要が強まっている。ふたつめは、新興国の隆盛。いまや先進国の消費財の多くが新興国で作られたモノになっていて、稼いだ貿易黒字がドルになってる。積みあがったドルは、現金で置いておくわけにもいかないので、米国債に姿を変える。みっつめは、米国債に代わる債券市場がないこと。ドルが下がってゆけば、米国債の値打ちも下がるわけですが、やむなく買っているところが多い。 きょうは、韓国、香港、台湾、タイ、フィリピンなどアジアの中央銀行が為替

  • 貿易黒字は急減し、所得収支の黒字は高止まり。 : Espresso Diary@信州松本

    2009年04月15日16:31 カテゴリ地域経済 貿易黒字は急減し、所得収支の黒字は高止まり。 隣の塩尻市では、飲店が出した4〜5名のアルバイト募集に、100名を超える応募があったとか。最初はアメリカ経済の落ち込みに巻き込まれたような不景気でしたが、だんだん時間が経つにつれて、もともと日に深く広がっていたリスクが表面化しているように思えてきました。1〜2月までは「日の金融への影響は、他国に比べて小さい」という声が聞かれましたが、最近では「日の落ち込みは大きく、その立ち直りも遅い」という見方が強まっています。東京の株式市場は、台湾や香港に比べて出遅れているように見えます。チャートは、赤が日経225で、青が香港のH株指数。09年の日の経済をめぐる予想は、IMFが−5.8%、世界銀行が−5.3%、OECDが−6.6%となっています。ごく大雑把にいえば、いま地方でお金が回っていそうな場

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