人手不足という言葉を世間で耳にする。 日本に働き手がいないのかというと、そうではない。 内閣府が2023年3月末に発表した調査結果では、外出をほとんどしない状態が長期間続くいわゆる「ひきこもり」の人は、15歳から64歳までの年齢層の2%余りにあたる推計146万人。 146万のうち、ある程度の人は労働可能だと思われる。 つまり、日本に働き手はいる。 働き手がいるのに、なぜ人手不足になるのか。 なぜ働き手は応募しないのか。 これまで、何十社と応募してきた無能な中高年の私にはよくわかる。 ここ数年、 頑張れば「こなせる」業務内容で、それに見合った給料が出る、 という求人が減り(そもそも少ないが)、 頑張っても「こなせない」業務内容なうえ、それに見合った給料が出ない、 という奴隷求人が増えてきた(そもそも多いが)。 「文句を言わず、とりあえずやってみろ」とマジョリティは言うだろう。 言われなくても