ASEAN=東南アジア諸国連合の外相会議で深刻な懸念を表明する緊急声明が採択されたことについて、中国政府は、南シナ海の問題は中国と一部の国の2国間の問題でASEAN全体の問題ではないと批判しました。 中国外務省の華春瑩報道官は10日夜、談話を発表し、「南シナ海問題は中国とASEANの間の問題ではない。南シナ海問題を利用して中国とASEANの友好協力の大局を破壊しようという一部の国のたくらみに中国は一貫して反対している」として、名指しは避けながらもベトナムなどを批判しました。 さらに談話は「中国はASEAN諸国と共に『南シナ海行動宣言』を全面的に実行に移して地域の平和と安定を守りたい。関係国も『行動宣言』を尊重して海上の安全に積極的な貢献をしてほしい」としていますが、南シナ海で中国の国有石油会社が始めた海底の掘削作業の準備を巡って高まっている緊張をどのように和らげるかについては言及していませ
外務省は,IPSOS香港社に委託して,本年3月に,ASEAN7ヵ国(インドネシア,マレーシア,フィリピン,シンガポール,タイ,ベトナム,ミャンマー)において対日世論調査(各国において18歳以上の識字層約300名を対象にオンライン方式で実施)を行ったところ,結果概要は以下のとおりです。 1 日本との関係については,9割以上が「友好関係にある」又は「どちらかというと友好関係にある」と回答し,また,同じく9割以上が日本を友邦として「信頼できる」又は「どちらかというと信頼できる」と回答しており,日本との関係に関し肯定的なイメージが広範に定着していることが示されました。さらに,米国,中国等11ヵ国の中で「最も信頼できる国」として日本を選択した割合は33%であり,11ヵ国の中でトップでした。 2 ASEAN諸国にとって現在重要なパートナーはどの国かとの質問(複数回答方式)については,アジアや欧米の主要
安倍内閣は、12月13~15日に東南アジア諸国連合(ASEAN)10ヶ国との特別首脳会議を開催した。ASEANと日本との経済、安全保障分野での一層の緊密化を図るためという。東京開催は10年ぶり2回目である。 12月14日の特別首脳会議の共同声明をみると、中国による東シナ海上空への防空識別圏設定をめぐっては、「撤回」を求めるに至らず、「飛行の自由」の重要性を強調するにとどまった。 これを産経新聞「主張」は「中国が防空圏設定を発表してから時機を失せず、日本とASEANが、交流40周年の節目に東京の地から声を一つにして、それに異を唱えた意義は大きい」という(2013・12・15)。いかにも安倍政権の翼賛紙らしい評価である。だが事実は異なる。 日本政府は当初中国という名指しは避けたものの、「公海上の飛行の自由」の重要性を指摘し、「国際民間航空分野にかかわる(力の)乱用」が安全保障全般に対する「脅威
12月14日夜、都内のホテルで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳と安倍晋三首相の夕食会が波紋を呼んでいる。人気アイドルグループ「AKB48」が、ASEAN各国の首脳や大使の前で代表曲「恋するフォーチュンクッキー」を披露している姿が、「まるで北朝鮮の喜び組のようだ」と、ネット上で非難されているのだ。「喜び組」とは、高い地位にある男性に奉仕する女性の集団を指す表現で、北朝鮮国内で政権幹部をもてなすために存在すると噂されている。今回のASEAN首脳の夕食会について、各スポーツ紙は次のように報じた。 「知っている方は一緒に踊ってください!」。琴の生演奏など日本の伝統文化が紹介された後、J-POPのトップバッターとしてAKB48が登場した。センターの指原莉乃(21)が笑顔で呼びかけ、大島優子(25)らと「恋するフォーチュンクッキー」を披露。息の合ったダンスで各国要人を喜ばせた。 (サンケイ
【ニューヨーク=村山祐介】オバマ米大統領と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の首脳は24日、当地で第2回米ASEAN首脳会議を開いた。中国とベトナム、マレーシア、フィリピンなどが島の領有権を争う南シナ海問題を平和的に解決する重要性で一致し、航行の自由をうたった共同声明を発表した。 オバマ氏は会議の冒頭、「米国は太平洋国家として、アジアの将来に膨大な利害関係がある」と積極関与を改めて強調。ASEAN議長国ベトナムのグエン・ミン・チェット国家主席は「米ASEAN関係は、地域の安全保障と平和、発展に非常に重要な役割を担う」と応じた。 ホワイトハウスによると、首脳らは南シナ海を含む係争の平和的解決や航行の自由、国際法を尊重する重要性で合意した。南シナ海問題をめぐっては、クリントン米国務長官が7月のASEAN地域フォーラム(ARF)で、航行の自由は「米国の国益」と宣言。オバマ氏も23日の中
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