11月27日、日銀が公表した2013年度上期(4─9月)の中間決算によると、民間企業の純損益に相当する当期剰余金は4006億円の黒字となった。写真は昨年10月、都内で撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 27日 ロイター] -日銀が27日公表した2013年度上期(4─9月)の中間決算によると、民間企業の純損益に相当する当期剰余金は4006億円の黒字(前年同期は2329億円の赤字)となった。上期の黒字は5年ぶり。アベノミクスの円安・株高で保有外貨資産や株式の価値が高まったため。通期の黒字が膨らめば国庫納付金の形で政府の歳入が増えそうだ。 9月末の為替相場はドル/円が98.30円と前年同期の78.03円より大幅な円安水準となった。このため日銀保有の外貨建資産は評価損益が3036億円の黒字となり、5年ぶりに利益を計上した。前年同期は3076億円の赤字だった。 株価上昇に