岡山県倉敷市にある「元浜倉庫焙煎所」と聞いてピンと来た人は、 なかなかのコロカル通かもしれません。 赤星豊さんによる“コロカル伝説の連載”といわれる『マチスタ・ラプソディー』、 そして現在連載中の『児島元浜町昼下がり』に登場する、あの焙煎所です。 知らない方のために説明すると、 赤星さんは東京での編集者生活を経て地元へ戻り、自ら会社を立ち上げて、 『Krash japan』というフリーペーパーの編集長を務めた人物。 そんな彼が岡山市で喫茶店「マチスタ・コーヒー」を営むことになり、 開店に向けた奔走、開店後のさらなる奔走、そして閉店という決断に至る顛末が、 2012年2月から1年8か月にわたって『マチスタ・ラプソディー』で綴られました。赤星さんは、ひょんなことからコーヒーの深い世界に足を踏み入れたわけですが、 偶然にも(?)パートナーのタカコさんは 赤星さん以上に、コーヒーに一家言ある人でし