安城市は、同市御幸本町の旧更生病院跡地に新築する市立図書館を電子書籍時代にふさわしい施設にするため、10年に立てた新図書館建設基本計画を見直す。神谷学市長が22日から電子書籍先進国の米国を視察し、見直しに反映させる。 基本計画では、地上5階建ての複合施設を官民合同で建設し、3フロア延べ約8100平方メートルに蔵書45万冊の新図書館を入居させる予定だった。規模や機能は従来の紙の本が前提で、電子書籍の普及は考慮しなかった。 日本では10年ごろから漫画を中心に電子書籍が普及している。関係者によると、これまでに発行された図書館向けの電子書籍は約5000種類に上るという。 安城市は、電子書籍の発行が今後急速に伸びると予測。新図書館は、市長の米国視察などを踏まえて規模や機能などを再検討して設計する。早ければ14年度までに着工し、16年度中にも完成させる考えだ。 神谷市長は29日までの滞在中にニューヨー