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ブックマーク / anime.eiga.com (26)

  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】配信時代が引き起こしたリメイクアニメブーム

    ■直近には「らんま1/2」「魔法騎士レイアース」「地獄先生ぬ~べ~」 最近、かつて人気だったアニメ作品の大型リメイク化が話題を呼んでいる。この7月だけでも「らんま1/2」「魔法騎士レイアース」「地獄先生ぬ~べ~」など、一時代を築いた作品の再アニメ化が相次いで発表されたのが理由だ。 ただ、かつて人気だった作品の再アニメ化は昔から繰り返されており、決して珍しいものでない。テレビシリーズだけで過去に6回もつくられている「ゲゲゲの鬼太郎」のような例もある。過去の人気にあやかった新シリーズ化は、アニメ製作者の常套手段だ。 【2023年から24年7月にかけてリリース・発表された主要なリメイク作品】 ・「るろうに剣心」(1998) ・「うる星やつら」(1986) ・「UFOロボグレンダイザー」(1977)※新作タイトルは「グレンダイザーU」 ・「らんま1/2」(1999) ・「北斗の拳」(1988) ・

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】配信時代が引き起こしたリメイクアニメブーム
  • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第51回 1980年代アニメ映画群の背負った時代性

    来る5月17日から3日間、名古屋で貴重なセレクションのアニメ映画祭が開催される。詳細は、すでにアニメハックで記事化されている。 ●80年代の劇場アニメが名古屋に集結「どまんなかアニメ映画祭」開催決定 https://anime.eiga.com/news/121007/ 【上映作品】(詳細はリンク先参照)。 「機動戦士ガンダムI」「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」「★機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」「★超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」「幻魔大戦」「ルパン三世 カリオストロの城」「★王立宇宙軍 オネアミスの翼」「AKIRA」「★ヴイナス戦記」「機動警察パトレイバー2 the Movie」 多くは関係者のトーク付きで、氷川は★マークのインタビュアーを担当、パンフレットにも寄稿をしている。作品選定は「どまんなかアニメ映画祭」総合プロデューサーの近藤良英によるものだ。1980

    【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第51回 1980年代アニメ映画群の背負った時代性
    neko2bo
    neko2bo 2024/05/04
    “アニメ作品とその物語は「ユーザーが使うもの」ではない。もっと心に近い作用をする。送り手・受け手の心情が交わって何か新しい物語を生み出すことが、永続性にもつながるはずだ。”
  • 尾崎隆晴監督、黒田洋介、倉田英之「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」「ゴブリンスレイヤー」スタッフ対談

    ――なるほど、「昭和」感ですか。 尾崎 それで実際に倉田さん、黒田さんと会って話してみたら、まさに狙い通りだったなと。打ち合わせのとき、言葉が少なくて済むんですよね。「あの時代の、あの感覚の、あれで」と、簡単に説明したら、もうニュアンスが通じる(笑)。 ――共通感覚があるわけですね。 尾崎 そうなんです。今の時代ならではのまったく新しいアプローチでアニメ化するよりも、どちらの作品もこの世代ならではのオタク話で攻めたらいいんじゃないか、と考えた結果のスタッフィングでした。 倉田英之(以下、倉田) 2作品ともオタクの好きなものが山盛りですからね。っていうか、「BASTARD!!」なんて、日のアニメにおける「ファンタジー」というジャンルの、原点にかなり近い作品だと思うわけです。 黒田 そうですね。僕、「ダーククリスタル」って映画が好きで。 尾崎 ああ、はいはい。名作ですよね。 黒田 あれで今で

    尾崎隆晴監督、黒田洋介、倉田英之「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」「ゴブリンスレイヤー」スタッフ対談
    neko2bo
    neko2bo 2024/01/04
    “だから「昭和」の文化にやられた人が書いている感触があるんですね” 笑
  • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第49回 アニメの描く「物語」の本質が問われた西暦2023年

    第47回で「アリスとテレスのまぼろし工場」を取りあげたとき述べたように、今年のアニメ映画のタイトルを並べると「なぜこんなにも“物語とは何なのか?”が問われているのだろうか?」という疑問がわく。12月15日公開の「屋根裏のラジャー」(監督・百瀬義行)もそのひとつである。 主人公ラジャーは、少女アマンダが想像で生みだしたイマジナリと呼ばれる少年だ。他人には見えないラジャーが、アマンダと切り離された後、彼女の危機を救うために奮闘する冒険もので、イマジナリを喰らうことで生きながらえる男ミスター・バンティングがヴィランとして登場し、その対立が全編を支えている。 作中では書店、図書館と「物語の宝庫」とイマジナリが強く結びつけられている。物語の触発する想像力とは現実をどのように活性化し、変革しうるものなのか、想像の存在に独立性をあたえることで問いかけてくる。「空想の産物をい物にしているミスター・バンテ

    【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第49回 アニメの描く「物語」の本質が問われた西暦2023年
    neko2bo
    neko2bo 2024/01/01
    “そもそも「物語」自身は何もので、どんな役割や効能をもつものなのか。再点検の時期が来たから、同時多発的にこんな映画が出てきたのではないか”そうすね。その言葉自体のコンセンサスが消失してるものなぁ。
  • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第47回 「アリスとテレスのまぼろし工場」から考える「オリジナル」の本質

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 氷川竜介の「アニメに歴史あり」 > 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第47回 「アリスとテレスのまぼろし工場」から考える「オリジナル」の質 岡田麿里原作・脚・監督の新作映画「アリスとテレスのまぼろし工場」が9月15日から公開される。MAPPA初の劇場オリジナル作品で、同監督の前作「さよならの朝に約束の花をかざろう」に続く個性的な作風である。中島みゆきが主題歌「心音(しんおん)」を提供したことも画期的で、プレスシートによると台を読み、岡田麿里に惚れ込んで書き下ろした曲だとのこと。そんな作家同士の響き合いも含め、特殊な映画になった気がしている。 筆者は試写会で拝見したとき、なんとも不思議で持てあますような心境になった。ストーリーに密着した美麗な描写の数々はアニメでなければ不可能な情緒をたたえているし、どこがどう心に作用したか数えあげればキ

    【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第47回 「アリスとテレスのまぼろし工場」から考える「オリジナル」の本質
  • 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第46回 “残る映画”ってなんだろう?「シン・仮面ライダー」配信開始に寄せて

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 氷川竜介の「アニメに歴史あり」 > 【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第46回 “残る映画”ってなんだろう?「シン・仮面ライダー」配信開始に寄せて 庵野秀明監督の映画「シン・仮面ライダー」が、Amazon Prime Videoにて7月21日から配信される。3月18日に公開開始、6月4日に主な劇場での上映を終了したばかりであるものの、配信ならではの価値が付加されるのでは、と期待している。 もちろん劇場映画だから、映画館の鑑賞が基である。映像や音響も、暗闇の中で光と音に集中することを前提に作られている。しかしながら作の場合、1971年のテレビシリーズが原点であり、怪人単位でエピソードを積んでいる構造があるから、分割視聴も可能となっている(実際にクモオーグ編を切り出してテレビ放送、先行配信もされた)。 落ち着いた家庭内の視聴環境も、優位に作動

    【氷川竜介の「アニメに歴史あり」】第46回 “残る映画”ってなんだろう?「シン・仮面ライダー」配信開始に寄せて
    neko2bo
    neko2bo 2023/07/21
    “「水一滴」はあくまでも「作品と個々人」の体験性に根ざしている”
  • 「君たちはどう生きるか」分かっていることまとめ ジブリ単独出資、「シン・エヴァ」に内定していた作画監督

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > アニメハック編集部コラム > 「君たちはどう生きるか」分かっていることまとめ ジブリ単独出資、「シン・エヴァ」に内定していた作画監督 宮崎駿監督によるスタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」が、いよいよ今週金曜の7月14日から公開されます。 同作は公開日とタイトル、鳥のような絵が描かれたポスタービジュアルのみが発表。キャストやスタッフなどの情報は未公表で、映画館での特報や予告はおろか、テレビCMや新聞広告も公開前には出さないことをスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが明言しています。イベントや取材での鈴木プロデューサーの発言によって結果的に“宣伝をしない宣伝”になっている格好で、ここまで情報をださないまま公開に突入する大作映画は異例中の異例です。 そんな「君たちはどう生きるか」について、公開3日前の現時点で分かっていることをまとめました

    「君たちはどう生きるか」分かっていることまとめ ジブリ単独出資、「シン・エヴァ」に内定していた作画監督
  • 「ルパン三世 カリオストロの城」トリビア 驚異的に短かった制作期間、宮崎駿“新人”監督と山田康雄さんのエピソード

    5月5日午後9時から日テレビ系「金曜ロードショー」にて、劇場アニメ「ルパン三世 カリオストロの城」が放送されます。 作は、1979年に公開された「ルパン三世」劇場版第2作です。2021年には、「ルパン三世」アニメ化50周年を記念して4K映像+7.1chサラウンドの特別仕様で、短編「ルパンは今も燃えているか?」と2立てで公開されました。 「カリオストロの城」は、初期のアニメ版「ルパン三世」の名作であると同時に、宮崎駿監督の劇場初監督作品としても知られ、作のヒロインであるクラリス役を「風の谷のナウシカ」でナウシカ役を務めた島須美さんが演じています。 「ルパン三世 カリオストロの城」のあらすじ、キャスト、知っておくと作がより楽しめるトリビアをご紹介します。 【あらすじ】

    「ルパン三世 カリオストロの城」トリビア 驚異的に短かった制作期間、宮崎駿“新人”監督と山田康雄さんのエピソード
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第43回 追悼:偉大なる先輩、池田憲章さん

    池田憲章さんが亡くなった。その訃報は12月10日、日SF作家クラブからアナウンスされた。「かねてから入院加療中であった池田憲章会員が、去る10月17日、お亡くなりになりました。享年67歳。心よりご冥福をお祈りいたします」(メールからの引用)。訃報のタイミングがズレているのはご遺族が49日を待って連絡されたためである。 氷川は同人「怪獸倶楽部」の後輩でもあるし、単行「アニメ大好き! ヤマトからガンダムへ 池田憲章/編」(1982年11月1日発行/徳間書店)と共著もある。「宇宙戦艦ヤマト」関連のパートは氷川が中谷達也名義で執筆したが、当時まだ珍しかった評論として、いまでも時々話題に出ることがあって、大事な財産のひとつである。 訃報が届いたとき、あらためてその若さと、失われてしまった知識の宝庫に愕然とした。いったん話し出すと止まらない機関銃トーク、人間データベースのごときエネルギッシュな語

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第43回 追悼:偉大なる先輩、池田憲章さん
    neko2bo
    neko2bo 2022/12/17
    “氷川は思い出すのだ。その熱気が必須だった時代を。”
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】“湯浅フィーバー”の一端が垣間見えたアヌシー映画祭

    いま海外でもっとも注目されている日のアニメ監督は、誰だろう? その筆頭に湯浅政明の名前が挙がるのでないだろうか。もちろん日アニメの強さは才能豊かな監督が次々に現れるところにあるのだが、そのなかでも湯浅政明の立ち位置は少し違って見える。特にアニメーションの作り手に近い人たちのなかでの熱狂ぶりが際立つからだ。 そんな湯浅フィーバーの一端が、6月に訪れたフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭(以下、アヌシー映画祭)で垣間見えた。今回はアヌシー映画祭で見た湯浅ブームの現状を伝え、その理由にも触れてみたい。 アヌシー映画祭は世界で最も歴史が長いアニメーション映画祭で、上映数も最大だ。昨今その存在感はますます大きくなり、他の映画祭を引き離しつつある。もうひとつの特徴は1万3000人余りの登録参加者のほとんどが、世界各国のアニメーション制作・製作にかかわる人たちであることだ。映画祭で実施される

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】“湯浅フィーバー”の一端が垣間見えたアヌシー映画祭
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】Netflix、アニメ企画創出を支援する拠点づくりの背景

    クリエイターやパートナー支援のための拠点とするが、その機能はあまり多く語られていない。そこで先頃オープンした「アニメ・クリエイターズ・ベース」を訪れて、Netflixアニメ チーフ・プロデューサー 櫻井大樹氏にお話を伺った。新拠点の様子と機能、そしてプロジェクトの目的を考えたい。 3つのエリアから構成される広大なスペース プロジェクトの規模を理解するには、まず「クリエイターズ・ベース」の大きさを知る必要がある。新オフィスの最初の感想は「でかい!」の一言。南青山の旧オフィスは中規模ビルワンフロアであったが大型ビル2フロアに広がって数倍の表現では控えめ過ぎぐらいだ。

    【数土直志の「月刊アニメビジネス」】Netflix、アニメ企画創出を支援する拠点づくりの背景
  • ハリウッド実写版「君の名は。」監督が決定

    韓国アメリカ人のリー・アイザック・チョン監督 Photo by Cindy Ord/Getty Images イメージを拡大 世界累計興行収入400億円超の歴史的大ヒットを記録した新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」をハリウッドで実写映画化する企画(タイトル未定)で、今年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した「Minari(原題)」のリー・アイザック・チョン監督がメガホンをとることが正式に決定した。米Deadlineが独占で報じている。 2016年8月に公開されたオリジナルアニメ版「君の名は。」では、心と体が入れ替わる不思議な夢を通してお互いの存在を知った高校生の男女が、運命に翻ろうされる姿が描かれた。ハリウッド実写版では、東宝が米パラマウント・ピクチャーズ、J・J・エイブラムスの製作会社バッド・ロボットと共同で企画開発を進めており、お互いの体が入れ替わる不思議な現象を体

    ハリウッド実写版「君の名は。」監督が決定
    neko2bo
    neko2bo 2020/10/27
    ある意味順調だ(何が)。
  • 【数土直志の「月刊アニメビジネス」】「新型コロナ」以後のアニメ業界の“今”と“これから”

    昨年暮れ中国で確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が、世界規模で社会・経済・文化に影響を与えている。これは日アニメ業界も例外でない。2月からの関連イベントやライブの中止から始まり、映画公開の延期、ここにきてスタジオの一時閉鎖やテレビアニメの放送延期など、より範囲が広がっている。 ■意外に影響がでなかった中国の都市封鎖 国内アニメ業界における新型コロナの影響と対応は、これまでのところ主に3段階で進んできた。最初は、武漢を中心とした中国での大流行である。1月終わりから2月の前半の時期だ。この時点での懸念は国内というよりも、中国の都市封鎖におけるアニメ制作作業の遅れへの懸念だった。 アニメ制作はテレビシリーズ1タイトル、劇場映画1に、数百人から1000人と実写映画テレビ番組に比べて遥かに多くのスタッフを必要とする。これを支えるためのグローバルネットワークの仕組みが築

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  • 【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第25回 「アニメの仕事は面白すぎる」から「わかる」まで「手を出すな!」……って、なんのこっちゃい!!

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 前Qの「いいアニメを見に行こう」 > 【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第25回 「アニメの仕事は面白すぎる」から「わかる」まで「手を出すな!」……って、なんのこっちゃい!! なんですかね? コアなアニメ好きから、イケすかないノリのなんちゃってサブカル野郎まで、みんな揃って「映像研には手を出すな!」のアニメを褒めちぎる流れなんですかね、昨今のインターネッツは? 乗るべきですか、そのビッグウェーブに? はい! よろこんで! ……ぜひ、モニタの前で盛大にずっこけていただきたい(強要)。いやね、そりゃー、そうでしょうよ。たまんねえですわ。こんなにプリミティブに、絵が動くことの、創作の楽しさを見せつけられたらね。血が騒がなかったらウソですわ。動きが逐一気持ちよく、現実と空想の混在が鮮やかで、これが「アニメ」の楽しさよ。ワタクシ、こういう素晴らしいも

    【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第25回 「アニメの仕事は面白すぎる」から「わかる」まで「手を出すな!」……って、なんのこっちゃい!!
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第23回 時空間の断層“カット頭”に潜む秘密

    第19回でも取りあげた(https://anime.eiga.com/news/column/hikawa_rekishi/109350/ )富野由悠季監督の「劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター」が公開された。11月29日からの限定上映に加え、配信でもレンタル・購入が可能となった。劇場では「すごく気になったこと」があったため、予約したパッケージ到着を待たず、すぐ確認できる状況となって大変助かった。「気になったこと」とは物語内容ではない。カットとカットをつなぐ「編集点」の特徴だ。それと「フルアニメーション」と「リミテッドアニメーション」という古典的な分類に、大きな関係があるのでは、と思ったのだ。 さっそく「劇場版Gレコ」を自宅のゆったりした環境で再生し、映像の流れを検証してみた。やはり思ったとおりだった。それは「カットが切り替わる編集点で、新しいカットの1コマ目、

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第23回 時空間の断層“カット頭”に潜む秘密
    neko2bo
    neko2bo 2019/12/29
    すんごく勉強になります…成る程なぁ。
  • 【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第22回 「神田川JET GIRLS」は〈おもしろ女子競技アニメ〉の星となるか!?

    ホーム > ニュース総合 > 特集・コラム > 前Qの「いいアニメを見に行こう」 > 【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第22回 「神田川JET GIRLS」は〈おもしろ女子競技アニメ〉の星となるか!? 〈おもしろ女子競技アニメ〉というジャンルを提唱したい。「競女!!!!!!!!」とか「ガールズ&パンツァー」とか。部活ものアニメのサブジャンルみたいな感じで、ちょいとストレンジな味わいのする競技を、女子選手ばっかりで行うアニメを指す。 2019年10月新番の「神田川JET GIRLS」はまさにそれ。〈マシンを操作する「ジェッター」とウォーターガンで対戦相手を攻撃する「シューター」の二人一組でマシンに乗り、水面を駆けるスポーツ「ジェットレース」〉(作品公式サイトより)という、架空の女子競技が作品の中心にある。イメージとしては、攻撃ありの競艇か。ただ、走るのは競技場ではなく、普通の河川。公道レ

    【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第22回 「神田川JET GIRLS」は〈おもしろ女子競技アニメ〉の星となるか!?
    neko2bo
    neko2bo 2019/10/16
    先日炎上してた「ホテル柳橋」のある柳橋が聖地になってますね。
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第19回 テレビ再編集映画の変遷と時代性

    富野由悠季監督の最新作「劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ l 行け!コア・ファイター」が11月29日より2週間限定上映される。テレビシリーズ終了時(2015年3月)から構想が聞こえていた、待望の作品である。「再編集映画」は富野監督の得意ワザではあるが、物語構成や語り口ふくめて見直し、全5部作でリリースする点に驚いた。テレビ版は全26話だから、かなりの物量をカットせず入れられる長さであり、もはや「総集編(ダイジェスト)」ではないということになる。この新しさを考えるためには、「テレビアニメの劇場公開」というスタイルの歴史的確認が必要だ。 最初はやはり初の30分テレビシリーズ「鉄腕アトム」であった。放送2年目の1964年7月に数話をセレクトして再編集し、劇場映画「鉄腕アトム 宇宙の勇者」として日活配給により夏休み興行となった。ほぼ同時期に東映では「まんが大行進」と銘打ち、「エイトマン」「鉄人2

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第19回 テレビ再編集映画の変遷と時代性
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第18回 ダイナミックレンジに宿った生命の感覚

    2016年に映画「君の名は。」で興収250億円を記録し、一躍ヒットメーカーとなった新海誠監督の新作「天気の子」が公開された。さっそく2日目(7月20日)の土曜日、レーザーIMAXの劇場を選んで鑑賞した。理由は「雲や雨のデリケートさを味わいたい」ということに尽きる。作中の大半が曇天か雨天の中、雲や雨滴が表現する感情の重みと変化、晴れ間との対比を、ドラマと密着して体感するためである。 それに絡めた今回のキーワードは「ダイナミックレンジ」とした。4Kテレビのスペックとしても「HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)」の重要性の高まっている昨今である。これは輝度(明るさ)に関する用語で、暗いところから明るいところまで、どれくらい細やかに表現できるか、それを高度化したものだ。生物進化上、「視覚」は明暗差のみ感知できる器官から始まっている。だから明暗は「生理的な気分」の根源を大きく左右する。そして新海誠監督

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第18回 ダイナミックレンジに宿った生命の感覚
  • 【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第18回 「海獣の子供」を見てほしい(懇願)

    今年、2019年のアニメ映画公開数は異常。比較的パッケージ化の早いイベント上映ものを泣く泣く諦めて、大作だけに絞っても、週に1見るペースじゃろくに追いかけられない勢い。どうしろというのか。正直、僕も含めて、アニメについての記事を作ることが仕事のライター・編集者ですら悲鳴を上げている状態ですよ。いわんやお客さんをや。だって劇場での選択肢には、アニメだけじゃなく「アベンジャーズ/エンドゲーム」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」始め、実写の話題作もたくさん。全部見るなんておこがましいことはいわない、せめて見たいものだけを見ようとしても、優先順位がなかなかつけられない。どないせいというのか、ホントに。 しかし、そういう状況であるからこそ、ライターの選球眼というか、レコメンドがこれまで以上に求められるとはいえましょう。たぶん。きっと。おそらく。いや、そうあってほしいなぁ……(弱気)。というわ

    【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第18回 「海獣の子供」を見てほしい(懇願)
    neko2bo
    neko2bo 2019/06/16
    観たいです。是非。
  • 【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第16回 ガンダム音楽の変遷とその頂点

    1979年から1982年まで、筆者はファーストアルバムを除く全ての「ガンダム音楽」のアルバムに何らかの形で関わった。作曲の渡辺岳夫、松山祐士にとっても、代表作と言える仕事だったに違いない。ここでは収録や構成に立ち会った現場感覚を交えながら「ガンダム音楽歴史」が「アニメ音楽の変革」と同期した歴史について語ってみたい。 この4月、「1979年の奇跡 ガンダム、YMO、村上春樹」 (南信長著/文春新書) というが出た。YMOがシンセサイザー主体のテクノ音楽を一般化させ、それをSONYのウォークマンで聞き、ゲームセンターや喫茶店では爆発的ブームを呼んだタイトーのスペースインベーダー(1978年発売)で遊ぶ。そうしたアイテムの共通項は「電子革命」である。LSI技術の急発達でロジック回路が高集積化し、ブレイクスルーを起こす。それがコストダウンにつながってカジュアル化したのだ。集英社の「ヤングジャン

    【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第16回 ガンダム音楽の変遷とその頂点