(CNN) 米中西部に住む金属スクラップ業者の男性が1万4000ドル(約140万円)で購入した「金の卵」。溶かせば500ドルくらいのもうけは出るだろうと男性が当初思っていたそれは、3300万ドル(約34億円)の価値を持つとされる芸術作品だった。 卵は小さく、金も大した量にならないことに気づいた男性は昨年、卵のなかに入っていた時計に刻印されていた「ヴァシュロン・コンスタンタン」という単語と「卵」でインターネット検索をしてみた。 そこで見つけたのは、英デーリー・テレグラフ紙の2011年の記事。ロシア王室が保有していたファベルジェ工房製のイースターエッグの話で、もし見つかればその価値は約34億円に上ると書かれていた。 驚いた男性はロンドンに飛び、ファベルジュの専門家キアラン・マッカーシー氏に鑑定を依頼した。 「ジーンズに格子模様のシャツ、スニーカーといういでたちの男性が入ってきた」とマッカーシー
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