プログレッシヴカメラというらしい。ざらりとした質感の映像は、明らかにVTRやフィルム撮りの質感と違う。 VTR撮影よりはフィルム撮りの質感に近いが、フィルムよりは明るく、奥行きがある。今までの大河ドラマがすべて粗悪に見えてしまうほどの、革命的な質感の違いだ。 NHKでは既に「白洲次郎」「坂の上の雲」で用いられているが、大河ドラマでは初めての使用になる。今までの大河ドラマでは、セットや小道具のチープさが目立つことがあったが、この新しいカメラではリアリティと説得力を持たせることが出来ている。 もうこのカメラで撮られたドラマを見たならば、「ハイビジョン撮影」など目もあてられない。 龍馬伝では第一話からいきなり、土佐の特殊にして苛烈な身分差別を正面から描いた。 他のブログの感想を読んでいると、「いくらなんでも西部劇の無法地帯のような、あんな無茶苦茶なことは演出だろう」という意見もあったが、土佐の身