「中国外務省から流出した2050年の中国の国家戦略」と称して日本のネットで出回っている上記の2つの“中国の日本占領計画マップ”の出所を、過去2回のエントリーにわたって調査し、その「中国外務省から流出した」という噂を流した仕掛人とそれに便乗した拡散厨の虚偽性を指摘してみた。 しかし一方で、こういうデマが流通するというのは、近隣諸国にそういう危機感を抱かせる要素が中国に十分にあるのが大きな要因である事は確かだが、それでも死ね死ね団やショッカーのように日本征服や世界征服を企む悪の組織のような非現実物語の噂を闇雲に信じるよりも、実際の中国人にとって何が現実で何が非現実なのかを理解する必要がある。 そういう意味から今回は前回エントリーの続編として、中国のネットにおけるこの「大中華マップ」などの「未来の中国地図」が一体どういう存在なのかをもう少し深く見て見ようと思う。 シリーズ『日本は中国の自治区にな