鹿沼市の登校児童6人死亡事故で、自動車運転過失致死容疑で送検された日光市大沢町、運転手柴田将人容疑者(26)が、県警の調べに対し、運転免許の取得について「(発作を抑える)薬を飲んでいれば(運転は)大丈夫だと思った」などと供述していることが30日、捜査関係者への取材で分かった。過去5年間に人身、物件事故を少なくとも8件起こしていたことも新たに判明した。 捜査関係者によると、柴田容疑者は運転免許の申請・更新時に持病のてんかんについて申告していなかった。これまでに、「発作前に、もやもやする前兆があった」などと供述しているほか、以前から発作を抑える薬を飲まないことが度々あったという。 また、県警が把握している8件の事故のうち、事故原因の約半数が「てんかんによる発作」で、スピードを出しすぎるケースもみられたという。 県警は、柴田容疑者が、免許を取得できない可能性、服薬を怠ると発作を起こし事故につなが