有田焼のトヨタ 2000GT を作ったのは、佐賀県窯業(ようぎょう)技術センター。地元に古くから続く焼き物を進化させ、新たな製品を生み出すためさまざまな実験を手掛ける県立の施設で、同県有田町にある。技術力の高さを外部に示すため時々こうした試みを行っている。 さて、眺めているだけで溜息が出るような磁器の輪郭は、どのようにしてできあがったのだろうか。えん乗り編集部では、同センターから概要を聞いた。 それによると、まずは CAD(コンピューター支援設計)ソフトウェア「Rhinoceros」を使い、実車設計時の図面や解説資料をもとに 3D データを作成。コンピューター制御の工作機械が自動で石膏から型を削り出したという。いわゆる NC(数値制御)加工技術の応用だ。
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