欧州食品安全機関(EFSA)は3月8日、食品添加物としてのカラメル色素I、II、III、IV (E 150a , b , c , d)の再評価に関する科学的意見書(2011年2月3日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 科学パネル(ANSパネル)は、食品添加物として使用されるカラメル色素I(E150a)、II(E150b)、III(E150c)及びIV(E150d)の安全性を再評価した科学的意見を提示する。カラメル色素は、制御された温度及び化学処理の条件の下で炭水化物を加熱することによって生産される化合物の複雑な混合物である。カラメル色素は、製造に使用される反応補助物質によって4種類に分類される。カラメル色素は、EUの食品科学委員会(SCF)及びFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)によって以前に評価されており、カラメル色素Iについて一日摂取許容量(ADI)の数値は不