12月に入って、都内もかなり冷え込むようになり、外出するのがおっくうな季節がやってきました。我々人間にとっても辛い冬ですから、外で暮らす動物たちにとってはより過酷な時期に違いありません。 『さよなら、猫よありがとう』(猫咲スノー/訳、ウインク・パブリッシャーズ/刊)は、韓国の詩人、イ・ヨンハンさんがソウル郊外の野良猫たちの姿を、独特の鋭い視点で切り取ったフォトエッセイ。本書からは我々が思っている以上に外敵が多く、困難な野良猫の生活が浮かび上がってきます。 どうやらそれは、冬の寒さだけではないようです。 ■氷点下20℃にもなるソウルで暮らす 本書に掲載されている猫たちの写真で特に目を引くのが、身を切るような北風から子猫たちを守るべく身体を丸める母親と、母の後ろに寄り集まって冬をやり過ごそうとする子猫たちを写したスナップです。 全身が毛に覆われているとはいえ、韓国の冬は氷点下20℃にもなる過酷
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