子どもの頃、道路や横断歩道の白線だけを踏んで歩いた経験は、誰しも持っているはずです。 また大人になった今でも、周りの目さえなければ、縁石の上を平均台のようにして歩くこともあるのではないでしょうか? こうした「あえて難しい道を歩く欲求」は年齢に関係なく、私たちに本質的な習性なのかもしれません。 このほど、英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の最新研究で、平坦な道が続く一般的なコースと障害物(バランス台・飛び石・段差)のある難度の高いコースが並んでいた場合、約78%の人が後者を選ぶことが分かりました。 この結果は、都市部の生活でも歩道に適度な障害物コースを設けることで、現代人の運動不足を改善できる可能性を示しています。 研究の詳細は、2022年12月4日付で学術誌『Landscape Research』に掲載されました。 Pedestrians choose h