小学校で飼育されているウサギやニワトリ。かつて当たり前にあった光景だ。 いわゆる「学校飼育動物」は、時に学校の「アイドル」として、また時に子どもたちに命の大切さを教える「先生」として大切に扱われてきた。 しかし、いま教育現場から動物たちが消えつつある。 (今村亜由美) 動物は大事な仲間 東京・西東京市立保谷第二小学校。 校舎と体育館の間の飼育舍で、ウサギ2匹とチャボ4羽が飼育されている。 昼休みになると、飼育当番の4年生の児童がやってきて、手際よく掃除し、専用のフードや自宅から持ってきた野菜を与える。 世話をしている児童たちは「動物全般が嫌いだったけど、ウサギやチャボとふれあううちにほかの動物も好きになった」とか「動物は自分で掃除ができない。私たちがやらないと長く生きられないので、頑張ろうと思う」と話すなど、やりがいを感じているようだ。 飼育していたウサギが死んでしまったときには、涙を流し
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