◇「口論になったのは事実だが、殴っていない」と容疑否認 妻へのドメスティックバイオレンス(DV)があったとして、警視庁渋谷署が、作家の冲方丁(うぶかた・とう)(本名・藤野峰男)容疑者(38)を傷害容疑で逮捕していたことが、同署への取材で分かった。同署によると、「口論になったのは事実だが、殴っていない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は21日午後7時ごろ、冲方容疑者が事務所として使う港区南青山のマンション敷地内で、口論になった妻の唇付近を殴ったとしている。妻はあごなどを打撲し、22日になって同署へ被害を相談した。 冲方容疑者は2009年に刊行された「天地明察」で、吉川英治文学新人賞と本屋大賞を受賞。12年には、「光圀伝」が山田風太郎賞に選ばれた。【山崎征克】
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