数多くのテレビやラジオの番組に出演し、昆虫の魅力を広く発信した昆虫研究者の矢島稔さんが先月下旬、肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。91歳でした。 矢島さんは東京都の出身で、東京学芸大学を卒業したあと、練馬区にあった遊園地豊島園の中に昆虫館を創設する企画などに携わりました。 その後、多摩動物公園で昆虫を展示する施設の開設に取り組み、1987年には園長に就任したほか、東京動物園協会の理事長や日本ホタルの会の会長などを歴任しました。 1999年には群馬県立ぐんま昆虫の森の園長に就任し、里山を再現した環境で、さまざまな生きた昆虫を観察できるユニークな施設づくりを進めました。 NHKでは、人気ラジオ番組「夏休み子ども科学電話相談」で、放送の開始当初から回答者を務めて、子どもたちに生き物の魅力と自然保護の大切さを伝え、2017年には放送文化賞を受けています。 関係者によりますと、矢島さんは先月
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