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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (7)

  • 正しい東映印の高品質「探偵はBARにいる」 - 深町秋生の序二段日記

    もう最近は多忙のうえに不眠症。酒も飲めずにガタガタな日々が続いている。 けれど、大泉洋のファン(にわかだけどね)ということもあり、近所のムービーオン山形に駆け込んで、「探偵はBARにいる」を見てきたのだった。これがもうめちゃくちゃおもしろかった。魂を完全にカツアゲされたというか。こうしてブログを書いちゃうくらいに興奮している。それぐらいすばらしかったのだ。 おもしろいというよりも肌にぴったりくる。とてもとても愛すべき作品というべきかもしれない。探偵モノとしては、ベタすぎるほどベタである。一匹狼でその日暮らしの探偵。謎の依頼人と運命の女。調査を進めれば、どこからともなく現れる「警告のために小手調べな感じで主役をいたぶる悪役」(プロレスでいえばボディスラムみたいな挨拶系な技をきちんと放つ悪役)、そしてやっぱり絵に描いたような悪い大物も登場する。 しかししかし、ベタな様式美であっても、やっぱりき

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  • 「そこがいいんじゃない!」なる暗黒「みうらじゅんの映画批評大全」 - 深町秋生の序二段日記

    [rakuten:book:13581587:detail] みうらじゅん氏の映画秘宝誌の人気連載コラム「オレはそれを○○と呼ぶね」の最新刊が発売された。今回は06年から09年分だ。 前回の「みうらじゅんの映画批評大全1998年〜2005年」はベストセラーにもなったが、今回の新刊も爆笑しながらあっという間に読み終えてしまった。まあ連載時から全部読んでいたわけなのだが……。 野郎映画中心の秘宝誌では一行も取り上げないような、どっちかというと地雷な作品がセレクトされることが多い。ある種僧侶の修行のように「いくら評判が悪くたって、オレだけは素敵なところを見つけてやる」という奇妙なストイシズムを発揮しながら鑑賞。けっきょくその作品のことには大して触れずに思い出話や観客の観察、エロやDT話で終わったりもする。それでも「チェケラッチョ」(史上最悪の邦画タイトル)「ゲゲゲの鬼太郎」(実写)、「西遊記」(

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  • 王将ライオット - 深町秋生の序二段日記

    http://d.hatena.ne.jp/rioysd/20091018/p1(まだまだテレビの力はすげえ - 安田理央の恥ずかしいblog) 安田さんのブログで知ったが、今は「餃子の王将」に開店前から行列ができるのだという。すごい人気になっていると聞いてはいたが、ちょっとびっくりではある。正直なところ昔高校生たちがサワーとか普通に飲んで騒いで問題になったこともあり、ブルーカラーや貧乏学生の強い味方というかなんというか、そういうメシ屋だったと思うけれど、ずいぶんと変わったのだなあと。 しかしじつはといえば、私の故郷である山形もちょっとした王将騒動が起きている。 山形市の北隣に位置する天童市の街道沿いといえばロードショップ天国になっているが、そこに王将と名のついた餃子屋が登場。20分〜30分待ちの行列が当たり前の大繁盛となっているのである。 先日、私も友人から「あの王将ができたらしいず、ち

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    nekomori
    nekomori 2009/10/19
  • カナザワ映画祭と幸福の科学の啓蒙映画 - 深町秋生の序二段日記

    この世で正しいのは共産主義だけや! という、青木雄二の叫びがずっと耳にこだましていた。カナザワ映画祭で幸福の科学の啓蒙映画「ノストラダムス 戦慄の啓示」を見ていたときに。「こんな映画見るよりドストエフスキー読まんかい! 唯物論や!」という感じ。いやまあそんぐらいぐだぐだで差別的で空疎な説教が続くつらい時間であった。 ちなみにカナザワ映画祭は毎年、エクストリーム&ハードコアな映画を上映することで知られている。 http://www.eiganokai.com/event/filmfes2009/intro.html(カナザワ映画祭2009 新世界秩序サバイバルガイド|かなざわ映画の会) 「ノストラダムス 戦慄の啓示」の前にやっていたのが、これとはまったく正反対に「宗教から目ざめよ」とアジる「ツァイトガイスト」という啓蒙映画なのだが、テンポよくリズミカルに9・11陰謀論を(ツインタワーは政府に

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  • オタク&ヤンキーのお祭り - 深町秋生の序二段日記

    それにしてもコミケすごいな。いろいろあって身動きとれないけれどちょこちょこと書ければと。 http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52006305.htmlコミケ76 2日目 2ちゃんねる実況 まとめ:【2ch】ニュー速VIPブログ) 20代のときには何度か足を運んだけれど、それこそ「とらのあな」や「メロンブックス」が全国に出来てからは、あんまり行かなくなったけど、まさかこんなノルマンディー上陸作戦みたいな(ホントにD−DAYって感じだ)ことになってるとは。そういや前にエスカレーターで転倒事件が起きてるし。やばいなあと。 けれど狂気すれすれの熱気があってこそ夏のお祭り。「現場は会場だけじゃない。地元の駅からすでに始まっているのだ」という見るだけでぐったりする夏の東京が、ここ山形でも感じることができた。 昨日、友人のKくんがいかした動画のアドレ

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  • 度胸の分かれ目。絶妙バーガー全額返金。 - 深町秋生のベテラン日記

    ロッテリアが仰天の企画を打ち出した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090715-00000009-oric-ent(ロッテリア「おいしくなかったら全額返金」) http://news.livedoor.com/article/detail/4254290/(livedoor ニュース - 「絶妙バーガー」に「絶妙戦略」 ロッテリア「返金OK」が話題) あらゆるテレビのニュースショーが取り上げていた。口に合わなきゃ返金に応じますというやつ。半分以上べていなければOKらしい。 当然思うのは、当に「返金してくれ!」なんて突き返すやつなんているんだろうかという疑問である。まあ、そういう豪の者も世のなかにはいると思うけれど、これは「うまいか、まずいか。さあどうだ」という話ではなく、「返すか、返さないか。さあどうだ」という舌よりも度胸をためすイベントでは

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  • 深町秋生の序二段日記

    ま、こんなもんでしょ……。 土曜日にやっていた「テレビ朝日が伝えた伝説のスポーツ名勝負」は基的にはとてもおもしろかった。近鉄対ロッテにおけるジョークすれすれの神がかった大試合。リーグ優勝がかかった7時間を超えるダブルヘッダー。まるでマンガ「アストロ球団」のよう。これは泣けた。 しかしアリ対猪木のあのスタンスはどうか。いわゆるがんじがらめのルールのなかで懸命に真剣勝負をやった猪木。この猪木ベビーフェイス説に乗っ取った物語が大いに不満だった。そのあたりは大傑作「1976年のアントニオ猪木」が詳しい。 アリという超スーパースターに無理難題をつきつけられる猪木という物語。それがのちに猪木側がこしらえたストーリーなのは格闘ファンの間で有名だ。猪木は超エゴイストの人でなしであり、しかし過去のあらゆるカリスマ政治家や宗教家と同じくらいの天才アジテーターで、偉大な肉体表現者でもあった。そして関わった人間

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