今回は、多くのプログラムで使われる繰り返し構造を実現するforステートメントについて解説する。繰り返しは、プログラムの基本ともいえる構造であり、これを使いこなすことで記述を簡潔にすませることができる。例えば、5つのファイルに何かコマンドを適用するのに、コマンドを5回書いてもいいが、繰り返しを使えば1行で済む。またWindows 2000のcmd.exeは、従来のMS-DOSやWindows 9x/Meのcommand.comよりも大幅に機能が拡張されており、かなり複雑な繰り返しを記述することができる。 forステートメントの書式 forステートメントの基本形は、 という形式である。「変数」はアルファベット1文字で、大文字、小文字が区別される変数の名前であり、これは、「コマンド」部分で(スクリプト・ファイル中では)“%%変数”という形で参照が可能となっている。ただしスクリプト・ファイル中でな
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