「ベアリング」は多くの機械の中で活躍し、私たちの生活を支えていることを勉強してきたよね。今回はそのつくり方について見てみよう。 「ベアリング」は内輪、外輪、転動体(ボール)と保持器(ボールが正しく回るように位置を決めるもの)からできているよ。まずは内輪と外輪について見てみよう。 最初に、つくる「ベアリング」のサイズに合わせて鉄の棒を切り、高温で熱してからプレス機でドンッと大きな力をかけて内輪と外輪の形をつくるんだ(鍛造)。次に、それらをけずって、およその形と寸法にするよ(旋削)。ボールの通り道もこのときにつくられるんだ。そして形ができたら、丈夫で長持ちするように熱を加えたり冷ましたり(熱処理)したあと、まさつを少なくするように表面をツルツルにみがき上げるんだ(研削・超仕上)。そして最後に部品を組み立てるんだよ(組み立て)。 次回から「ベアリング」をつくるうえでの特別な技術を紹介していくね。