「釜石ホルモン」が帰ってきた―。釜石市で50年余りにわたって親しまれてきた中華料理店「新来軒」が、同市定内町に場所を移してオープンした。同市松原町の店舗は津波で全壊。経営していた岡本誠子さん(64)の三男健吾さん(37)が中心となり再起を果たした。念願の店を構えた健吾さんは「ここで頑張って、いつか元の松原にも店を出したい」と意気込んでいる。 「持ち帰り2人前」「ホルモンラーメンお願いします」。香ばしいにおいが広がる店内に8日、お客の注文の声が2年ぶりに響いた。二十数年来のファンという同市野田の熊谷昭美さん(50)は「ホルモンは苦手だったが、ここのを食べて好きになった。再開を待ちわびていた」と笑みを広げた。 震災で灯が消えかけた釜石ホルモン。矢巾町では叔父夫婦が持ち帰り専門の店を開き親しまれている。釜石の店は健吾さん、定子さん(32)夫妻ら家族やアルバイトの5人で切り盛りする。健吾さんは「場
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