そのサービス・商品を利用したいという顧客はいるか 恥ずかしながら自分自身もビジネスを始めたての頃、この落とし穴にハマった経験があります。 自分たちのやり方は“リーン・スタートアップ(米国の起業家エリック・リースが提唱した事業立ち上げ手法)的”なのだと解釈して、「なんとなくこんなものがあったら便利だよね」「こういうユーザーを集めたら、その人たちにこんな商品を売ってマネタイズできるよね」くらいの解像度でせっせとプロトタイプを作成し、ユーザーインタビューを実施。 上々のリアクションが得られたところで、ビジネスとして採算の合う価格(事業者都合の値段)を設定して、勢いよくローンチ。しかしながら、実際にお金を払ってくれる顧客は一切集まらず、やむなく撤退。このようなことを何回か繰り返し、気づいてみれば会社の口座残高は倒産寸前というような羽目に陥りました。 このような経験から私は、常にExitシナリオから