3戦連続ゴールを決めた本田(右)。「自分の得意とするゴール」と得点シーンを振り返った【Photo:PICS UNITED/アフロ】 先日、午前中にVVVの練習を訪れてみると、本田圭佑の姿がなかった。 「圭佑はバルセロナへ行っちまった」 監督のファン・ダイクが叫んでくる。僕は親指・人さし指・中指をこすり合わせて「移籍金、たっぷり入ったね」というメッセージを送ると、ファン・ダイクも「たっぷり、たっぷり」と指をこすり合わせて返してきた。それから突然、左足でグラウンダーの強烈なパスを蹴ってきた。 「午前中は休ませたんだ! 圭佑は午後の練習に参加する」 この時点でオランダ1部リーグは第2節を終え、本田は3ゴール1アシストという好調なスタートを切っていた。 「1部リーグの舞台は圭佑にとってやりやすい。何せスペースがあるからな」とファン・ダイク。しかし、2部時代に比べると本田のボールタッチ数は