走者と捕手がホームプレート上で激しく衝突した。捕手は左足骨折、足首の腱(けん)を断裂し、ボルトを3本埋め込む手術を受けて今季の出場は絶望だ。珍しい事故とはいえないが、負傷した24歳の捕手がオールスターゲーム初出場を控えた昨年の新人王、ジャイアンツのバスター・ポージーだったので、波紋が広がった。 ジャイアンツのブルース・ボーチー監督は、自分の捕手経験を踏まえ、「この種の危険プレーにはルールの変更も考慮すべきだ」と大リーグ機構のグラウンド運営責任者ジョー・トーリ理事に申し入れた。 ブライアン・サビーン・ゼネラルマネジャー(GM)も「ポージーは右翼からの返球に備え三塁側を空けていた。走者は三塁側から回り込むべきで体当たりは不要。走者が新人でファイトを見せたかったのだろうが…」と言った。 ニュースビデオで衝突を知った他チームの選手たちからは、ホームに突入したマーリンズのスコット・カズンズ外野