大阪府豊中市で28日深夜、野良猫がアライグマに襲われ、死んだ。住民が倒れている猫のそばを歩く3匹のアライグマを目撃。30日昼も周辺で3、4匹の目撃情報があり、豊中市は現場付近に捕獲器を設置するとともに、市民に注意を呼びかけている。 同市によると、28日午後11時ごろ、同市若竹町2の民家の庭で、住民の男性が親子連れとみられるアライグマ3匹を目撃、そばで猫が血を流して倒れていた。男性は猫を動物病院に運んだが死亡した。30日午後3時半ごろにも、猫が襲われた現場近くに住む男性からも、3、4匹の目撃情報が市に寄せられた。 市は31日、付近を調査し、9月1日に捕獲器を設置する。現場は服部緑地の南側の住宅街で、市はアライグマが緑地をすみかにしている可能性もあるとみている。 豊中市に隣接する兵庫県尼崎市と伊丹市の市境付近で7月、アライグマに人がかまれる被害が7件相次いだ。尼崎市が少なくとも3匹捕獲し