東京九州フェリーは7月1日より、横須賀港(神奈川県)と新門司港(福岡県)を結ぶ新たな航路を新型船舶を活用して就航すると発表した。 船室写真、旅客運賃などを記載したリーフレット 就航船舶は、横須賀市の花から名付けられた「はまゆう」と北九州市の花ひまわりから名付けられた「それいゆ」の2隻。航海速力28.3ノット(時速約52.4キロ)の高速性能を活かし、横須賀~新門司間を約21時間で運航する。 旅客定員は268人。全長222.5メートル、総トン数約15,400トン。車両積載台数は、トラック約154台、乗用車約30台。 運賃は、基本運賃(ツーリストA旅客運賃)を12,000円とし、他の等級(ツーリストS・ステート・デラックス級)は基本運賃に室料を加算する制度(ルームチャージ制)を導入する。 二輪自動車で乗船する場合は、基本運賃(12,000円)+バイク1台(750cc未満=12,000円)で合計2
東京湾に浮かぶ人工要塞「第二海堡(かいほ)」の観光活用を目指す横須賀市は7月16日、船上からの見学クルーズとシンポジウム形式の講演会を開催する。横須賀集客促進実行委員会が主催。 海上から見た第二海堡には、灯台や要塞跡も 明治から大正期にかけて、首都防衛のために海上要塞が設置され、東京湾の入口には3つの人工島が建設された。1881年に第一海堡の建設が始まり、1891年完成。第二海堡は1889年着工、1914年竣工と完成まで25年かかった。第三海堡は1892年着工、1921年に竣工した。 第三海堡は、1923年の関東大震災によって大きな被害を受け崩壊。大型船舶の障害となっていたため、2007年に撤去された。現存するのは第一海堡と第二海堡のみ。 戦後、第二海堡には神奈川県側から渡し舟で釣り人が渡航。1980年代には故・松田優作さんのアクション映画などロケ地としても使われた。その後浸食が進み、20
当日は、本好きな人や地方出版社などが店主となって出店する「一箱古本市」を開く。段ボール箱ひとつ分の古本を持ち寄り、来場者と会話しながら本を販売。店主の個性で選ばれた本が楽しめるもの。 博物館学芸員による「博物ブックトーク」では、標本を作る際の仕事道具なども使って解説し、昆虫標本なども出張展示する。本のトンネルコーナーを設け、メッセージを付けた古本を展示して、無料で本が交換できる「BooK Tunnel」も設置。ベーグルやパン、コーヒーなどの物販ブースも展開する。 同イベントは、横須賀でリトルブックを出版するモリナヲ弥さんら2人が企画し、実行委員会を立ち上げ半年かけて準備した。横須賀市自然・人文博物館、観音崎自然博物館の学芸員も協力している。 モリさんは「面白い本や博物との出会いを探す場。本好きな人たちが集まるお祭りのようなもので、気軽に参加してもらえたら」と話す。 開催時間は11時~17時
3月11日17時過ぎ、黒い雲に包まれた横須賀本港。夕日を照り返しながら海自イージス艦「きりしま」が被災地へ向かって出港。(写真撮影=dybrristol:mika) 東日本大震災から約1カ月、横須賀本港には災害派遣された海上自衛隊の護衛艦が補給のため一時帰港し、4月2日には日米艦船の見学クルーズ「軍港めぐり」もようやく再開された。再開便の乗船客の中に、2年半にわたって軍港ブログ「ふりかけ日日日報」を書き続ける女性ブロガー「ミカ」さんの姿もあった。 地震直後、海面に渦巻くような異様な波が走った(3月11日、14時50分) 元雑誌ライターのミカさん(横浜市在住)は、地震当日も軍港めぐりに乗船。当日の横須賀本港の出来事をブログに克明に書き残している。「海が震えるという初めての体験。余震に怯えながらも記録を残さなければと、メモと写真撮影を続けた」という。現場に居合わせたミカさんの貴重な記録や写真、
横須賀市内に100以上あるトンネルの中から名物トンネル10カ所を厳選した「トンネルカード」が1月22日より、トンネルグルメを提供する市内飲食店などで配布が始まった。 トンネルグルメを紹介したガイドマップ 横須賀市・横須賀商工会議所・京急電鉄で構成する横須賀集客促進実行委員会が企画。新たな観光資源としてトンネルを活用するもの。 明治・大正・昭和期のトンネルが並ぶ「船越隧道(すいどう)」、東京湾唯一の無人島・猿島に残るレンガ積みの「猿島隧道」などを紹介し、トンネルの魅力を伝えるガイドマップも作成。 カードを配布する市内10店舗で、シフォンケーキやウインナーパンなどトンネルをイメージした「トンネルグルメ」を購入するとカードがもらえる。各カードにはキーワードが記され、集めたカードを並べ替えると「トンネルレアカード」がもらえる合言葉ができあがる。観光インフォメーション・スカナビiで合言葉を伝えると、
横須賀沖の無人島周辺で養殖する猿島産の早どりわかめ「さるひめ」の収穫が1月10日より始まり、さるひめ料理が横須賀市内飲食店22店・横浜市内4店で提供され好評だ。 猿島周辺は潮の流れが早く栄養分も豊かで、猿島わかめは大きくなると3メートル以上になる。2月中旬の本収穫前の1メートル未満の早どりわかめを「さるひめ」と命名。早朝にわかめ漁師が収獲したものをその日のうちに飲食店に届けている。 さるひめは茎が柔らかくシャキシャキした食感が特徴。だし汁などでしゃぶしゃぶにすると、わかめが鮮やかな緑色に染まる。 わかめ漁は後継者不足により生産量が年々減少。2012年2月、横須賀東部漁協の若手グループと市内飲食店オーナーらが「猿島海畑活性化研究会」を発足させ、わかめ養殖棚の共同運営を始めた。飲食店が直接仕入れることができ、漁師の経営も安定したという。 同研究会の大湊雄治さんは「今年の冬の海は冷たく、わかめの
横須賀の観光スポットや飲食店など25店舗で2月1日~28日、各店が期間限定の特別価格でサービスを提供する「横須賀市民割」が実施される。横須賀商工会議所 新生・横須賀実践フォーラムが主催。 市民割は、地域の魅力の再発見を目的とした企画。5回目となる今年は、三浦半島4市1町(三浦・逗子・葉山・鎌倉)や友好都市(会津若松市・富岡市)の住民もサービス対象になった。 日米艦船が見学できる「軍港めぐり」は乗船料・通常大人1,400円が700円、猿島航路1,300円が650円。記念艦三笠の観覧料600円(一般)が300円。本町どぶ板通りでは、「横須賀3大グルメミニプレート」500円(ハングリーズ)、ネイビーバーガー1,200円が700円(MOAI&CAPI)、カップルなどの人気アイテム「DOG TAG(認識票)」約25パーセント引き(ミリタリーショップFUJI)など、さまざまなサービスメニューを用意する
まぐろの港町・三崎下町商店街(三浦市三崎町)で8月13日・14日、大漁旗を連ねて漁船ランプで商店街をライトアップする「みうら夜市」が開催される。今年で7回目。 大漁旗や漁船ランプで飾られた三崎下町商店街 港に面した全長約500メートルの商店街に「三崎の大漁旗」が飾られ、漁船で使われる集魚灯を並べてレトロな古い蔵造りの建築物をライトアップ。「かながわの名産100選」に選定されている「三崎のまぐろ」「三浦のすいか」「みうらの露地メロン」など地元食材を提供する。 まぐろラーメン、まぐろソースカツ丼、まぐろバーガーなど地元B級グルメが軒を連ね、金魚すくいやフルーツ屋台なども。三崎鉄火巻き作り、三浦すいかを使った灯籠作り、光る泥だんご作りなどワークショップも親子連れに人気だ。 地元の女性や子どもたちによる創作踊り「ソーラン三崎」、浴衣にステテコ姿で踊る「江戸芸かっぽれ」なども披露され、昭和の下町風情
横須賀市と猿島公園専門ガイド協会は、横須賀沖の無人島・猿島ガイドツアーが好評なことから同島を案内する専門ガイドを一般募集する。 「ラピュタのよう」と話題になった猿島の自然風景 猿島は今年3月、全国で初めて国防史跡として国指定を受けたことに伴い、島内ガイドを希望する観光客が急増。現在17人のガイドが在籍しているが増員して対応することになったもの。 同島は周囲約1.6キロで、東京湾に浮かぶ唯一の自然島。明治期の要塞・砲台跡やレンガ積みトンネルなどが数多く残り、原生林の自然豊かなエコミュージアムとして整備が進められている。 TV人気番組「仮面ライダー」の撮影地(ショッカー秘密基地)になったほか、近年では「島の風景がラピュタのよう」とアニメファンの間でも話題を呼んでいる島。 ガイドツアーでは、普段入れないトンネル内の弾薬庫跡なども見学可能。小・中・高校の修学旅行や平和教育の題材としても活用される。
京横須賀中央駅前の若松マーケット(横須賀市若松町3)で11月27日~29日、ご当地カクテルをPRする「横須賀ブラジャー祭り」が開催される。 オリジナルグラスで提供する「横須賀ブラジャー」 「横須賀ブラジャー」は、ブランディーを辛口のジンジャーエールで割った同マ―ケットのオリジナルカクテル。ポスターのビジュアルには、昭和レトロなスナックのママさん風イラストを起用した。 2011年秋、同飲食店街の組合が地域活性化を図るため、「昭和レトロな雰囲気をアピールして新たな客層を呼び込みたい」とご当地カクテル「横須賀ブラジャー」を開発。 終戦直後に闇市としてスタートした飲食店街で、今も約70店の居酒屋や小さなスナックなどが密集する。各店ではそれぞれサイズや中身に工夫を凝らした「Aカップ・Bカップ」「手ブラ」(手作りジンジャーエール使用)などと呼んで話題作りに励んでいる。 期間中、街頭にワゴンを出店。「横
横須賀の各家庭に伝わる自慢の「のり弁当」を語り尽くすトークイベント「のりだんだんサミット」が3月22日、J:COM横須賀うみかぜスタジオ(横須賀市平成町1)で開催される。「春のわくわくJ:COMまつり」の一環で、のりだんだん協議会が主催。 横須賀の家庭でつくる「のりだんだん弁当」 「のりだんだん」とは、のりを2段以上重ねたのり弁当のこと。昨年夏、地元有志がSNSフェイスブック上に「のりだんだん協議会」(メンバー約40人)を立ち上げ、各家庭で作るのり弁自慢、地元名産高級のり「走水のり」を使った弁当などたくさんの写真もアップロードされ、盛り上がった。 同会代表の大湊雄治さんは「のりだんだんの話を横浜の友人にすると、『何それ?』といわれたのが始まり。横須賀・三浦独特の言い方で、全国でも一部でしか通用しないことも分ってきた」という。「これは横須賀人のソウルフードではないか。のりだんだんマップも作成
さいか屋横須賀店(横須賀市大滝町)で現在、明治期から戦後までの横須賀中心街や旧軍施設など街の変遷を振り返る「よみがえるあの時の横須賀」展が開かれ、話題を呼んでいる。横須賀市が企画。 「護れ要塞 防げよスパイ」の標語も記された「京浜・湘南電鉄沿線案内」 同展では、当時の写真や絵葉書、地図・観光絵図・包装紙など約100点の資料を展示。明治18(1885)年と同39年に作られた「横須賀明細一覧図」を比較して、軍港周辺の変化を見ることができるほか、「職業別明細図」では大正期~昭和期にかけて商店が変遷する様子も伺える。 大正・昭和・現在の大滝町通りなどを定点観察。昭和20年代の横須賀中央駅付近の珍しい夜景風景も。明治末期の横須賀海軍下士官兵集会所、昭和20年代のEMクラブ、現在の横須賀芸術劇場など旧軍施設の変遷もたどる。バスを利用して「38銭」で観光案内する「横須賀名所と三浦半島めぐり」(昭和9年)
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