共働きだと子育てが疎かになる,子が愛情飢餓に陥る…。巷でこんなことがいわれますが,現実はさにあらず。 内閣府『我が国と諸外国の若者の意識に関する調査』(2013年度)の10代のサンプルを,①両親ともフルタイム就業の群と②その他の群に仕分けて,「親から愛されていると思うか」という設問への肯定率をとってみました。 http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu.htm 「そう思う」という最も強い肯定の比率です。下の図は,7か国の10代少年の肯定率をグラフにしたものです。 日本の肯定率が最も低くなっているのが気になりますが,ここでの注目ポイントは,共働き世帯の少年の肯定率が高いことであり,わが国ではその差が大きくなっています。 欧米諸国で差が小さいのは,共働き世帯がそれほど特殊な存在ではないためでしょう。日本では,10代の対象者508人のうち,両親ともフルタイム就業の共働き
![共働き世帯の親子関係の一断面](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/15493e4ab817a1cd15b179de1fd6b1611b56f7b2/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2F3.bp.blogspot.com%2F-2bOjHigSM90%2FU5v5vPv68GI%2FAAAAAAAAGZg%2Ft2tS09uhh3g%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2F%25E5%2585%25B1%25E5%2583%258D%25E3%2581%258D%25E3%2581%25A8%25E4%25BC%259A%25E3%2581%2584.png)