片山祐輔容疑者は一貫して無罪を訴え、2月19日以降、検察・警察当局による取り調べを拒否している。主任弁護人を務める佐藤博史弁護士(64)が産経新聞の単独インタビューに応じ、「警察も検察も決定的な証拠を持っていない。5人目の誤認逮捕だ」と当局側の姿勢を批判した。 【フォト】片山容疑者「逮捕は寝耳に水。誤認逮捕の4人と同じだ」 PC遠隔操作 佐藤弁護士は足利事件で再審無罪判決を勝ち取ったことで知られる。片山容疑者の逮捕から4日後の2月14日に主任弁護士となり、10回以上接見してきた。 「遠隔操作ウイルスの作成に使われたプログラム言語『C#(シーシャープ)』を使えない」「神奈川県藤沢市の江の島で、ネコに記録媒体付きの首輪をはめた防犯カメラの画像が存在しない」などを根拠として挙げ、片山容疑者の無罪を主張する。 片山容疑者は「C#」について「(勤務先で)研修を受けたので、全く分からないわけでは