中国、初の空母建造へ 来年着手、15年までに中型2隻(1/2ページ)2008年12月30日3時1分印刷ソーシャルブックマーク 大連港に係留されているワリャーク(奥)。海軍の艦船と同じ明るい灰色に塗装されている=峯村写す 【北京=峯村健司】中国軍が09年から、初の国産空母建造を上海で始め、2015年までに5万〜6万トン級の中型艦2隻の完成を目指す。複数の軍や造船会社の関係者が明らかにした。また、遼寧省の大連港に係留されている旧ソ連軍の空母ワリャーク(6万トン級)が近く改修を終えて訓練用に就航する見通しで、艦載機パイロットの養成も始まっている。 最近、黄雪平・中国国防省報道官が建造に前向きな発言をしており、各国の関心が集まっていたが、計画の全容が明らかになるのは初めて。空母の配備で中国海軍の洋上戦闘能力が高まれば、東アジアの軍事バランスに大きな影響を与えるとみられる。 中国軍は08年秋までに「