平塚市に拠点を置くサッカークラブの湘南ベルマーレが、新スタジアムの建設をめざすことになった。経済人やスポーツ団体役員らによる第三者委員会「湘南スタジアム研究会」の立ち上げが、平塚市内で７日開かれたベルマーレの評議会で了承された。民間主導で、コンサートなどにも使える施設をめざす。建設地は平塚、藤沢、茅ケ崎、小田原などの「ホームタウン」内で探すという。 ベルマーレが現在使用しているＢＭＷスタジアム平塚の収容人数は約１万５千人で、浦和や横浜などとの人気カードはチケットが売り切れ、大幅な増収は困難な状況だ。クラブの収入は年間１５億円前後で、選手の年俸に充てる予算が限られるため、Ｊ１に昇格し結果を残すと、主力選手が引き抜かれた。２０１０年以降、Ｊ１復帰とＪ２降格を繰り返し、来季は降格する。 「事業規模を２５億円に伸ばし、Ｊ１に定着し選手が残るようにするには、新しい『箱』が必要。横浜より西に大きなイベ

湘南ベルマーレサポーターズ協議会は５日、ＳｈｏｎａｎＢＭＷスタジアム平塚改修計画の早期具体化を求める要望書を３万４０１１人分の署名と共に市に提出した。同協議会の猪俣光司さん、大久保祐三さん、市サッカー協会会長の片倉章博さんが出席した。 要望書では署名のアンケート回答を中心に、屋根の設置やゴール裏など観戦席の改善、トイレの改善などを求めている。「チームは絶好調でまちの誇りと堂々と言える。競技場も誇りと言えるようにしてほしい」と大久保さん。落合克宏市長は「心得ています。ホームタウン含めて皆で応援していただければ」と述べた。

５月３１日の東京ヴェルディ戦前に署名活動の報告会を実施しました。 日時：２０１４年５月３１日（土）　１２：００～１３：０５ 場所：平塚市大原公民館１階会議室 参加人数：約４０名（途中入退出含む） ・ 署名活動報告 ５月３０日までの署名数は３万３，９８６筆となりました。 途中で実施した地域別分類ではホームタウン内が半分を占め、ホームタウン内での数は平塚、茅ヶ崎、小田原、藤沢の順でした。 競技場改修のWEBアンケートは９１３件の回答。自由記入欄には２００を超える意見が寄せられました。アンケート結果の詳細は先日HPにも掲載させていただいています。 ・ 署名の平塚市への提出について ６月５日に平塚市長へ「総合的なShonanBMWスタジアム平塚（平塚競技場）改修計画の早期具体化」についての要望書を提出します。 平塚市の１４年予算に調査費が計上されているため、早期に計画の具体化を要望するとしています

２０２０年の東京オリンピックに向けた国立競技場の建て替えで不要になる座席が、Ｓｈｏｎａｎ ＢＭＷスタジアム平塚で「再利用」されることになった。市は４９００席分を無償で譲り受け、バックスタンド全体の座席を交換する。 国立競技場を管理する日本スポーツ振興センターが、全国の自治体などを対象に座席やテーブル、ごみ箱など備品の譲渡先を公募していた。市総合公園課は、Ｓｈｏｎａｎ ＢＭＷスタジアム平塚バックスタンドの座席改修に向けて４９００席分を申請し、５月30日に譲渡決定の連絡を受けた。 同課によると、スタジアムの座席は設置から20年が過ぎており、色あせや座面に穴が開くなど劣化が目立っていた。国立競技場の座席は、使用から３年ほどしか経っておらず状態が良く、スタジアムで使用している座席と同一メーカーのため交換も容易という。新品の座席を購入して改修を行うと１億円近い費用が掛かるが、再利用によって１５００万

１９６４年の東京五輪の競技会場として作られ、２０２０年の東京五輪に向け建て替えられる国立競技場から、スタンドの座席４９００席が平塚市に無償で譲渡されることになった。全国の自治体を対象とした備品の公募に、市が手を挙げていた。Ｊ２湘南ベルマーレの本拠地「Ｓｈｏｎａｎ　ＢＭＷスタジアム」（旧平塚競技場）のバックスタンド席となる。　市総合公園課によると、スタジアムの座席は、Ｊリーグ発足当時の大改修から２０年が経ち、色あせやひび割れなど劣化が目立っていた。しかし、市の財政難で改修予算がつかず、今回の公募を知って国立競技場に下見に行ったところ、座席が同じメーカーの同規格の製品で、十分使えると判明。本来なら約１億円かかる改修費が、再利用で約１５００万円で済むという。　湘南のホームゲームがない６月末～７月半ばを利用し、座席の輸送、設置などを行う。７月２０日のロアッソ熊本戦でのお披露目を目指す。落合克宏・平