私は毎食の食事と保育園の送迎、子どもの風呂のお世話と寝かしつけを担当している。それを可能にするために毎日定時で帰り、仕事が家庭に支障をきたさないよう細心の注意を払っている。一方で仕事を首にならぬように会社の求める成果は出し続け、少ないながらも400万の収入を確保している。妻のキャリアを守り、家庭の負担を最小限にしつつ、家計にもパートタイムの倍以上の貢献をするなんて、客観的に見て世のワーキングマザーが夫に求める本音の条件を全てクリアしているとしか思えない。自分でもよくここまで意固地になってこの状態をキープし続けていると思う。けれども妻はまだ究極の不満を解消できていない。それは性差によるビハインドだ。 妻は生理のたびになぜ私がこれだけ苦しまなければならないのだと恨めしい気持ちになっている。その横をいつでも健全な男がせっせと家事育児に勤しんでいる。私が公平かそれ以上に家庭に貢献すればするほど、妻