「他人と暮らす若者たち」という新書を読んだ。友人に一人、もう数年以上もルームシェアというかハウスシェアを男女混合で実践している奴がいるので、また、実際にそこへ泊めてもらったこともあり、一般人よりはルームシェアについてイメージを持っているつもりだ。友人の話を聞いた限りでは、ずいぶんとメリットが多い仕組みのように思う。この本の中でも、基本的にはプラスの面を中心に構成されている。家賃が安く済む。同じ家賃でも広い部屋に住める。寂しさがまぎれる。他人の目を意識することで自らの生活が律せられる。いろいろな価値観に触れられる。デメリットには目をつむってしまえるほど、あまりにも得るものが多い様子。 ルームシェアという問題は、住居問題でもあり、家族問題でもあり、福祉の問題でもあり、実に様々な要因と絡まっているようだ。この本では、最後の方でシェアモにまで言及されていた。また、シェアを一歩進めて、他人同士の助け