イラクにいる我らが傭兵 ジェレミー・スカヒル 2007年1月25日 CounterPunch原文 火曜日、ブッシュ大統領が演台で一般教書演説をぶっているとき、アメリカ合衆国の5家族が、聞き慣れたニュースを受け取っていた。家族の一員がイラクで殺された、というものである。けれども、このとき殺されたのは、ニュース報道で言われていたように「民間人」ではない。といって、米軍兵士でもない。彼らは、ノースカロライナに本社を置く秘密主義の民間軍事企業ブラックウォーターUSAにより、高度な訓練を受けてイラクに派遣された傭兵である。 この会社が新聞の見出しを飾ったのは、2004年、スンニ派の拠点ファルージャで、同社傭兵の4人が待伏せ攻撃を受けて焼かれ、二人は黒こげになって、橋から数時間にわたって遺体をつり下げられたときであった。この出来事は、戦争の転回点となり、それから米軍は繰り返しファルージャを包囲して攻撃