政府の宇宙開発戦略本部(本部長・麻生太郎首相)の専門調査会が、宇宙の軍事利用に向けた宇宙基本計画案を了承しました。五月中旬までに国民の意見を求め、同月下旬に正式決定します。 計画案には、二足歩行ロボットによる月探査など夢につながる目標もあります。しかし、日本の宇宙政策の「安全保障分野の活用」や「宇宙外交」を強調していることからもわかるように、宇宙の軍事利用を高めることが中心であるのは明らかです。 海外軍事動向の監視 計画案はアメリカ、ロシアなどの宇宙大国と比較し、日本の軍事利用が「限られている」といって危機感をあおっています。戦争を禁止した憲法をもち、宇宙開発を「平和利用に限る」と明記した国会決議をもつ日本を、宇宙まで侵略戦争のために利用している国と比べること自体、そもそも間違いです。日本を宇宙軍事利用の国にするのは、憲法の精神にも国民の意思にも反します。 計画案は、「関心地域」や「日本周
子どもの数は減っているのに大学の数や定員総数は増えている。そんな逆転現象が続いている。行き先を選ばなければ全員が大学に入ることができる、全入時代が目前だが、税金が投入される大学は、そんなにたくさん必要なのだろうか。「下流大学が日本を滅ぼす!」(ベスト新書)の著者で消費社会研究家の三浦展さんに問題点を聞いた。 親の学費負担を含め、大学進学が社会の活力を奪っている ――少子化傾向が続いて 1980年代末には毎年200万人いた高校生が、今は120万人です。にもかかわらず、1990年代の規制緩和以降、大学数は当時約500校だったのが200校以上も増えました。大学の学部定員総数も、1993年度に約47万8000人だったのが、2008年度には約57万人にまで膨らんでおり、入る大学や学部を選ばなければ進学希望者は誰でも大学に入学できる全入時代にほぼなっています。にもかかわらず、私大の定員割れは全体の50
JFK Miller & Matthew Neckelmann “The Rise & fall of Nazi Shanghai: The unspoken history of the city and the Third Reich” that’s Shanghai May 2009, pp.27-37 that’s Shanghaiの特集記事。上海におけるナチスについて。 1930年代に上海在住の独逸人は2400人だったが、そのうちナチス党員は300人で、これは独逸本国よりも高い割合だったという(p.28)。また、興味深いことに、日本軍占領下の上海では、1945年5月のヒトラー自殺/独逸降伏後も、日本が降伏する8月になるまで「第三帝国」が生き延びていた。元ヒトラー・ユーゲント上海支部員の証言によると、1945年8月になってもヒトラー・ユーゲントの集会が独逸領事館員臨席の下で堂々と行
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