大阪府箕面市、阪急電鉄千里線の終点、北千里駅から北東に20分近くのところにある「パスティチュリア デリチュース」さん。 素材の魅力をどれだけシンプルに、ストレートに表現できるかを追求し、それでいて他店の追随を許さないレベルにまで高めることに長けたお店です。 ということで、今回は林檎が主役の名品『タルトタタン』の再登場です。 ●『タルトタタン』 辺11.5cm 高さ4cmほど。 シンプル、ストレートと云いながら一筋縄でいかないのが、長岡シェフ。 世間一般に流通するタタンのイメージを軽く一蹴してしまいます。 まず、色。 ダークな世界を抜け出し、明るく優しいオレンジに近い色合い、透明感すら帯びています。 次に、リンゴの選択。 林檎好きなら紅玉のような酸味の強いものを選ぶのかと思いきや、フジ、サンフジ、津軽といった比較的酸味が弱く甘いもの(今回のものはフジ)。それも、必ず蜜入りかどうかをチェッ