テルアビブ大学とヘブライ大学が公開した、新種の初期人類のものとみられる骨が見つかったイスラエル中部ラムラ近郊のセメント用石灰石の採掘場の発掘現場(2021年6月24日提供)。(c)AFP PHOTO / HO / SANA 【6月25日 AFP】(写真追加)これまで科学的に知られていなかった「新しいタイプの初期人類」の骨を発見したとする論文を、イスラエルの研究チームが今週の科学誌サイエンス(Science)に発表した。人類の進化の過程に新たな光を当てる研究結果だ。 ヘブライ大学(Hebrew University of Jerusalem)の考古学チームがテルアビブ郊外のラムラ(Ramla)付近で行った発掘調査で、これまでに分かっている現生人類(ホモ・サピエンス)を含むホモ属(ヒト属)のどの種とも一致しない先史時代の人類の骨が見つかった。 テルアビブ大学(Tel Aviv Universi