米軍および北大西洋条約機構(NATO)軍が撤退したアフガニスタンの首都カブール近郊のバグラム空軍基地で警備に当たるアフガニスタン国軍の兵士(2021年7月2日撮影)。(c)Zakeria HASHIMI / AFP 【8月10日 AFP】外国軍がほとんど撤退したアフガニスタンで旧支配勢力タリバン(Taliban)が勢力図を拡大する中、政府軍の能力に疑問が投げ掛けられている。専門家によると、アフガニスタン軍とタリバン、全く異なる2勢力の対決を決定付けるのは、装備や兵力のみならず士気かもしれない。 この戦いは従来の軍事衝突とは違う。一方は、訓練・装備の面で超大国に支援された大規模な軍隊。もう一方は、小規模ながら、豊富な供給力を誇り、麻薬資金に支えられているイスラム過激派だ。 米国はアフガニスタン軍に数百億ドル(数兆円)を投じ、暗視ゴーグルから戦闘ヘリコプター、装甲車、偵察用ドローンに至る最新兵