【2月4日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は3日、米軍の特殊部隊が2日夜にシリア北西部イドリブ(Idlib)県で実行した急襲作戦で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」最高指導者のアブイブラヒム・ハシミ・クラシ(Abu Ibrahim al-Hashimi al-Quraishi)容疑者が自爆して死亡したと発表した。 バイデン氏は、ホワイトハウス(White House)で演説し、クラシ容疑者の死亡により「世界にとって大きなテロの脅威が排除」されたと指摘。ヘリコプターを使い夜間に行われた作戦は「非常に困難」なものだったと説明した。 クラシ容疑者は、イドリブ県アトメ(Atme)の家屋に滞在していた。子どもを含む家族も一緒だった。バイデン氏は、特殊部隊が接近した際、同容疑者は「家族や建物内の他の住人の命を顧みず、臆病な捨て身の試みとして、自爆を選んだ」と語った。自爆